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経営者のあの一言

第199回  「私はよく社員に「魚屋のおやじになれ」と言う。」ローム 創業者 佐藤研一郎

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 掲出の言葉の後は「いつも新鮮で旬の商品をタイミングよく並べていれば、お客様は喜んで買ってくれる。技術の世界も同じだ。“鮮度”と“旬”と“マーケティング”が基本だ」と続く。2000年の半導体不況で各社が軒並み減益に陥るなか、唯一最高益を更新した時の言葉だ。

 1931年、東京都生まれ。父親はバイオリニストとして活躍していたこともあり、6歳からピアノを習った。プロを目指していたが、毎日音楽コンクールで優勝できなかったことから断念した。ちなみに、ピアノ一筋でやってきたため、他人に接することが苦手になり、話し方教室に通い、他人との接し方を学んだのだとか。

 立命館大学理工学部時代に小型抵抗器を考案して特許を取得。大学卒業後、東洋電具製作所を創業して、この小型抵抗器の製造・販売に乗り出した。順調に売上げを伸ばし、1958年、株式会社に改組して代表取締役に就任した。

 第一次オイルショックの時には倒産の危機に直面したが、なんとか立て直し、1981年、社名をロームに変更、その2年後には株式上場を果たした。1991年には私財を投じて若手音楽家を育成するための財団、ローム ミュージック ファンデーションを設立した。

 「鮮度」「旬」「マーケティング」が基本なのは技術の世界ばかりでなくビジネス全般でも同様。経営トップやリーダーはよき「魚屋のおやじ」であることが必要なようだ。

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