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第8回  「株主総会後はノーサイドでも、反則行為には対応する」大塚家具 社長 大塚久美子

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「ノーサイドでも、反則行為をしたことを考慮しないという意味ではない」

「ノーサイドでも、反則行為をしたことを考慮しないという意味ではない」

2015年3月27日株主総会で、大塚家具の創業者であり父親でもある当時会長の大塚勝久氏と経営権を争った大塚久美子社長。勝利直後の記者会見では、株主総会後はノーサイド(試合が終わったら敵味方はなし)と発言したが、3月末の人事では取締役などに降格人事が見られた。

 4月に入った記者会見で、大塚勝久氏側についた幹部、社員に対しての処分について記者に聞かれて、大塚久美子社長が述べた言葉が先に挙げたものである。
 
 親子の事業継承の難しさ、新旧の経営スタイルの違い、コーポレート・ガバナンス(企業統治)の問題など、さまざまな問題を提起した今回の騒動であるが、重要なのは、勝敗が決着したのちに騒動の渦中にあった社員の気持ちを仕事そのものにいかに集中させるかだ。
 その意味では、当初からガバナンスを強調していた大塚久美子社長が迅速に社内対応を行い、おわびバーゲンセール、「新生 大塚家具ブランドビジョン」発表、新CMなどで大塚家具の変身を社内外に印象付ける動きをしたことはさすがといえるだろう。経営者として一貫した姿勢とセンスが感じられるし、6月中間決算の業績も当初予想を上回るようだ。

ただ、大塚勝久氏が同社の資産管理団体に対して訴訟を起こすなど、まだ決着が着いたとは言えない状況である。

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経営者・事業部門責任者から部長・課長・リーダー層まで、経営の根幹を支える人たちの成長を支援するパートナーメディアを目指します。日々の業務に役立つニュースや小ネタ、組織強化や経営理論まで幅広く学べる記事を提供します。

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