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第161回  「問題の原因を分類し、多い順にA、B、Cと並べる。そして、最大の原因であるAから3つないし4つまでを解消すれば、問題の8割は解決する。」NTTドコモ 元社長・現会長 大星公二

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 今でこそ巨大企業のNTTドコモだが、設立当初の売り上げ規模はNTTグループ全体の3パーセント程度に過ぎなかった。NTTは、NTTドコモ設立前から携帯電話・自動車電話事業を展開していたが、うまくいかず多額の赤字を出していた。それを引き継いだNTTドコモも赤字だった。大星氏は、1992年、そんなNTTドコモの社長になり、同社を今日の巨大企業へと育て上げた人物だ。

 1932年、北海道札幌市生まれ。東京大学法学部を卒業して日本電信電話公社(現・NTT)に入社。物怖じしない性格で、中国電気通信局長時代には、地域の雇用創出のため、敷地の一部をゴルフ練習場などに改修したことで真藤恒社長を激怒させたという。

 NTTドコモの社長に就任した大星氏は、掲出の言葉のように携帯電話が売れない原因を追及した。加入者からの苦情処理票を自ら徹底的に読み込んだのだ。その結果、「つながらない」「すぐ切れる」「料金が高い」などの問題点が明らかになった。そこで、500億円にのぼる設備投資を決断して「つながらない」「すぐ切れる」という問題を解決、端末保証金の廃止、直販から代理店方式への切替えなどで「料金が高い」という問題に対応した。

 問題に直面した時こそ、冷静に分析することが重要だ。そうすれば、必ず手を付けるべきところが見つかる。

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経営者・事業部門責任者から部長・課長・リーダー層まで、経営の根幹を支える人たちの成長を支援するパートナーメディアを目指します。日々の業務に役立つニュースや小ネタ、組織強化や経営理論まで幅広く学べる記事を提供します。

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