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経営者のあの一言

第154回  「人間、欲のない人間になったらおしまいです。欲の出しすぎはよろしくないが、欲のなさも困りものです。」王子製紙 元社長 藤原銀次郎

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 藤原氏は戦前の三井財閥の中心的な人物の一人。1869年、信濃国水内郡平柴村(現・長野県長野市平柴)生まれ。16歳の時に医者になると嘘をついて上京し、慶應義塾大学に入学。卒業後は地方紙の松江日報に入社した。しかし、ほどなく松江日報が経営不振に陥り、再び上京。大学の先輩の勧めもあり、三井銀行に入行することに。

 1897年、27歳の若さで三井が経営する富岡製紙場の支配人となり、賃金を出来高払い制にして工員の不満を解消するなど、経営手腕を発揮した。その後、三井物産に転籍して支店長などを務めた後、当時、経営難に陥っていた王子製紙の再建を任されることになった。

 専務に就任した藤原氏は生産性の低い工場を閉鎖して一か所に業務を集中したり、人材発掘に力を入れるなどして再建に成功。1920年には同社の社長に就任した。その後も同社の発展に注力し製紙王と呼ばれるまでになる。

「欲」というと何となくイメージが悪いが、これがないと向上も発展もない。適度な欲を持つことは必要だ。また、消極的な若者が多いといわれる昨今、リーダーには部下の欲を引き出すことも求められる。とはいえ、掲出の言葉にもあるように欲の出し過ぎはよくない。失敗にもつながる。欲とうまく付き合っていくことはビジネスマンの基本といえるだろう。

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経営者・事業部門責任者から部長・課長・リーダー層まで、経営の根幹を支える人たちの成長を支援するパートナーメディアを目指します。日々の業務に役立つニュースや小ネタ、組織強化や経営理論まで幅広く学べる記事を提供します。

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