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経営者のあの一言

第135回  「うそをつかなければならないような経営は心から慎め。」豊年製油(現・Jオイルミルズ) 元社長 杉山金太郎

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 杉山氏は1875年、和歌山県海草郡川永村(現・和歌山市)生まれ。1894年、大阪商業学校(現・大阪市立大学)を卒業後、学生時代に得意科目だった英語を活かして、外資系商社アメリカン・トレーディング・カンパニーに入社。同社で20年以上、貿易実務に携わることに。その後、中外貿易会社を設立して専務取締役に就任するものの、第一次大戦後の不況で解散。

 横浜正金銀行の仕事や復興院による関東大震災後の復興の仕事を手伝った後、元大蔵大臣・井上準之助氏の依頼により、1924年、豊年製油の社長に就任。以降、同社の発展に寄与し、中興の祖と呼ばれる。また、その名は海外でも知られ、アメリカでは「Soybean King」と称された。

 杉山氏は横浜正金銀行の仕事を任された時のことを振り返って、「(横浜正金銀行は)分厚いリストを全部私に任せてくれた。ここで悪いことをしてひと儲けしようとすれば、いくらでもやれる立場にあった。それが絶対の信頼を受けたのだから、なおさら誠意をもってことにあたらなければならなかった」と話している。「自分ながらあまりに潔白であることを自覚している」とも。

 最近、三菱自動車の燃費データ不正問題、東芝の不正会計問題など、企業の不祥事が相次いでいる。その場しのぎの嘘が企業の存続にも関わる一大事に発展することは珍しくない。ビジネスは信用が第一。なにより正直でありたいものだ。

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