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経営者のあの一言

第130回  「どういう商品をつくり出せば多くの人に喜んでもらえるか。儲かる商品を考える前に、社会への貢献を考えよ。そして新しいマーケットを創造できるような商品を開発することである。」カシオ計算機 元社長 樫尾忠雄

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 樫尾氏はカシオ計算機を作った樫尾四兄弟の長兄。高等小学校を卒業した後、旋盤工として働き始め、その傍ら早稲田工手学校(現・早稲田大学芸術学校)に通い、技術と知識を習得。やがて、部品加工の仕事を数多く頼まれるようになり、1946年、東京三鷹市に樫尾製作所を設立した。しかし、敗戦直後とあって決して順風満帆の船出とはいかなかったようだ。見兼ねた3人の弟が「自分達も手伝いたい」と申し出て、以後、兄弟で力を合わせて、会社経営に取り組んでいくことになる。

 そんな努力が実を結んだのが、世界初の小型電気式計算機「14-4」だった。これをきっかけに1957年にカシオ計算機を設立。その後、電卓、時計、電子楽器など、数多くの製品を出し続け、今やカシオ製品は世界中で使われている。

 樫尾氏の言葉として他に「よい種をまけば必ずよい実がなる。最善を尽くせば必ず報いられる」「私たちは需要があるから開発するというのではなく、新しい技術があれば市場が作り出せると考える」などがある。

 十分な資金も開発設備も無いなか、世界初の小型電気式計算機に挑み、今や生活の必需品といっていい電卓へと繋げていった樫尾氏ならではの言葉といえるのではないだろうか。

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経営者・事業部門責任者から部長・課長・リーダー層まで、経営の根幹を支える人たちの成長を支援するパートナーメディアを目指します。日々の業務に役立つニュースや小ネタ、組織強化や経営理論まで幅広く学べる記事を提供します。

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