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経営者のあの一言

第121回  「他社と同じものを作っていたのでは売れるはずはない。体の中には新しいものを開発する血潮が激しく流れている。この想像力を駆使して商売に打ち込んでやろう。」永谷園本舗 元社長 永谷義男

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 永谷氏の祖先は約270年前、新しい製法を発明して、煎茶の普及に貢献した永谷宗円。以来、永谷家は茶の製造業を営んでいたのだが、戦争によって大きな被害を受けてしまう。

 戦後復員した永谷氏は実家の立て直しのために「江戸風味お茶づけ海苔」を開発。これが大ヒット商品となった。1953年には永谷園本舗を設立。以降もインスタントみそ汁、インスタントお吸い物、ふりかけなど、ヒット商品を連発した。

 永谷氏は「創造」という言葉が大好きで、社員に対しても、いつも「創造人たれ」と説いていたという。そんな永谷氏が発案して、大きな話題になった制度がある。1979年に同社に取り入れられた「ぶらぶら社員制度」だ。

 優秀な社員を通常業務から外して、一定期間、文字通り「ぶらぶら」させるという制度で、出社する必要はなく、その間の経費についても青天井。ただし、もちろん結果は出さなくてはならない。この制度で、国内外を問わずにさまざまなものを食べ歩いた社員が開発したのが1981年発売の「麻婆春雨」で、大ヒット商品となった。

 やはり、より良いアウトプットのためには、日頃のインプットが不可欠。時には仕事を忘れて楽しむことも必要ということだろう。

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経営者・事業部門責任者から部長・課長・リーダー層まで、経営の根幹を支える人たちの成長を支援するパートナーメディアを目指します。日々の業務に役立つニュースや小ネタ、組織強化や経営理論まで幅広く学べる記事を提供します。

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