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第120回  「働くこと自体が、人の親切、社会への親切へとつながらなければ本当によく働いたということにはならない。」藤田観光 元社長 小川栄一

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 小川氏は藤田観光の創業者。京都帝国大学法学部を卒業して安田信託銀行に入行、競売にかけられていた豊島園を同行が落札したことから同園の再建を担当した。

 その後、倒産した藤田財閥の整理に携わり、藤田興業を立ち上げ社長に就任。箱根小涌園、東京椿山荘などの観光事業に進出し、1955年に藤田興業観光部を分離独立して藤田観光を設立した。

 小川氏が観光事業に進出したのは「大いに働いた人こそ、大いに楽しむべき」と考えたからとか。そして、「大いに働いた人を楽しませるものは何より一人ひとりの社員の心にある親切と真心です」と指導したという。

 他には、「観光事業はお客様に喜んでもらう商売です。どうすれば喜んでもらえるかというと、自然環境や設備も大切ですが、実際は周りの温かい心、ことに従業員の真心が全部です」「人から喜ばれる。同僚から喜ばれる。何となくあの人の顔を見ていれば楽しいように思えてくる。そんな人になってください」などの言葉を残している。

 観光事業に限らず、ビジネスの基本は、やはり人に喜ばれること。自分に対する誰かの笑顔があればこそ、「本当によく働いた」と充実感を感じることができる。現代のビジネス社会では、とかく数字ばかりを追いかけがちだが、顧客の顔を忘れないようにしたいものだ。

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経営者・事業部門責任者から部長・課長・リーダー層まで、経営の根幹を支える人たちの成長を支援するパートナーメディアを目指します。日々の業務に役立つニュースや小ネタ、組織強化や経営理論まで幅広く学べる記事を提供します。

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