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第96回  「堅い板に穴をあけるとき、鉄の棒でやってもあかないが、キリでなら簡単に穴があく。「一点集中、絞り込み作戦」こそが、われわれ中小企業の戦略である。」アシックス 元社長 鬼塚喜八郎

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 アシックスといえば、競技用シューズを中心に各種スポーツ用品を製造・販売する企業として海外でも知られる存在だ。しかし、創業時は社員数名の中小企業だった。

 鬼塚氏はアシックスの創業者。戦前・戦中は陸軍仕官で、長野県松代町の松代大本営守備隊所属で終戦を迎えることに。

 戦後、どのような仕事をするか迷っているときに、「青少年がスポーツに打ち込めるようないい靴を作って欲しい」との助言を兵庫県教育委員会の保険体育課長を務めていた堀公平氏から受け、それをきっかけに1949年鬼塚株式会社を設立。バスケットシューズの生産・販売に乗り出した。設立当時の社員はわずかに4人だった。

 もちろん、バスケットシューズを作った経験などなく、選手の声を聞いたり、試合や練習の時の動きを見たりして、ひたすら改良を重ね、次第に売り上げを伸ばしていった。

 その後は、同じように「一点集中、しぼり込み作戦」で、一つの商品で成功を納めてから、次の商品を手掛けるという手法を作り返して、次第に会社を大きくしていった。

 現代は消費者ニーズが細分化して大量生産・大量消費が通用しなくなっている。「一点集中、しぼり込み作戦」は中小企業だけのものではなくなってきているのではないだろうか。

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経営者・事業部門責任者から部長・課長・リーダー層まで、経営の根幹を支える人たちの成長を支援するパートナーメディアを目指します。日々の業務に役立つニュースや小ネタ、組織強化や経営理論まで幅広く学べる記事を提供します。

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