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経営者のあの一言

第88回  「商人ならば、常に腰を低くし頭を下げることだ。商売繁盛の秘訣はお客様にご満足いただくことに尽きる。」丸井 元社長 青井忠治

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 青井氏は丸井の創業者。その人生は苦難に満ちていた。1歳で父親の事業が破綻して両親が離婚、その両親も10歳の時に母を、11歳の時に父を相次いで亡くしている。2歳の時には麻疹により左目を失明してもいる。

 しかし、青井氏は前向きだった。高校卒業後、月賦販売商の丸二商会に入社して頭角を現し、1931年に中野店を譲り受け独立。同時に丸二の「丸」に青井の「井」を合わせて商号を丸井として、店舗を増やしていった。

 ところが、また苦難が襲う。1941年、戦時下の商業活動規制により、店舗の閉鎖を余儀なくされたのだ。

 それでも、青井氏は前向きだった。終戦後、仮設店舗での営業を開始。1950年に月賦販売を再開して、日本初のクレジットカードを発行、丸井を月賦販売百貨店のトップ企業へと育てていった。

 丸井は、今、「共創経営」を掲げている。「お客さま企画会議」をプロジェクトごとに開催し、顧客の要望を聞き、共に新しい「しあわせ」を作っていくというもの。店作り、モノ作り、カード事業などすべての事業プロセスに「お客さま視点」を強く取り入れるのが狙いだ。常にお客様の満足を考えて、苦難を乗り越えてきた青井氏の考えは同社に受け継がれている。

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経営者・事業部門責任者から部長・課長・リーダー層まで、経営の根幹を支える人たちの成長を支援するパートナーメディアを目指します。日々の業務に役立つニュースや小ネタ、組織強化や経営理論まで幅広く学べる記事を提供します。

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