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経営者のあの一言

第74回  「必ずしもトップダウンだけに頼るなと言いたいですね。リスクヘッジを社長にしておきながら仕事をするような生温いことでは、これからは生きていけません。自分自身でやってみるというリスクテイキングな働きを期待しているんです。」サントリー 元社長 佐治啓三

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 佐治氏はサントリー創業者、鳥居信治郎氏の次男。名字が違うのは母方の縁者と養子縁組をしたため。長兄が急逝したこともあって、1961年、41歳の時にサントリーの前身である寿屋の社長となった。

 事業で得た利益は社員や会社、株主だけでなく、社会に還元すべきとの考えから文化事業に積極的に取り組み、サントリー美術館、サントリーミュージアム、サントリー音楽財団などを設立した。

 サントリーホールの設計は、ヘルベルト・フォン・カラヤンの助言を受けた佐治氏の「ほな、そうしましょ」の一言で決まったというエピソードが残っている。

「やってみなはれ」はサントリーの社是。佐治氏も「失敗してもええから、全力でやれ」「ワクワクしながら仕事をしてみろ。そうじゃないと人生は面白くならないぞ」などの言葉を残している。また、「社長がしなきゃならんのは下からイノベーションの種がどんどん出てくるようにしむけることです。それが“やってみなはれ”です」とも話している。

 変化が激しい現代のビジネス社会でイノベーションは重要なキーワード。トップがどれだけ社員をその気にさせるか──それが企業の発展の鍵だ。

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経営者・事業部門責任者から部長・課長・リーダー層まで、経営の根幹を支える人たちの成長を支援するパートナーメディアを目指します。日々の業務に役立つニュースや小ネタ、組織強化や経営理論まで幅広く学べる記事を提供します。

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