
弘世氏は日本生命の5代目社長。1948年から1982年まで35年間に渡って社長を務め、女性販売員の活用、定期付き養老保険の開発などで、同社を世界有数の保険会社に押し上げた人物。
掲出の言葉の後は「地位が上になるほど、その心(思いやりの心)を厚くしなければ下の者の苦しみは大きくなるばかり」と続く。
弘世氏は「僕は駅で混んでいると最後に乗る。なるたけ他の人を先に乗せて、もう出発という直前に乗れればそれでいいと思ってね」とも話している。
弘世氏は、このような考えを義父・助太郎氏(日本生命3代目社長)から学んだという。旅先で自分達が予約してあった遊覧船に団体客が乗っているのを見た助太郎氏が「この人達のなかにはうちの契約者もいるだろう。我々は先を争っていく必要はないのだから、次の船を待つことにしよう」といったというのだ。
最近のビジネスの世界では他人を押し退けて利益を得るのが当然という風潮が少なからずある。しかし、それでは人は付いてこない。思いやりの心、忘れないようにしたい。
掲出の言葉の後は「地位が上になるほど、その心(思いやりの心)を厚くしなければ下の者の苦しみは大きくなるばかり」と続く。
弘世氏は「僕は駅で混んでいると最後に乗る。なるたけ他の人を先に乗せて、もう出発という直前に乗れればそれでいいと思ってね」とも話している。
弘世氏は、このような考えを義父・助太郎氏(日本生命3代目社長)から学んだという。旅先で自分達が予約してあった遊覧船に団体客が乗っているのを見た助太郎氏が「この人達のなかにはうちの契約者もいるだろう。我々は先を争っていく必要はないのだから、次の船を待つことにしよう」といったというのだ。
最近のビジネスの世界では他人を押し退けて利益を得るのが当然という風潮が少なからずある。しかし、それでは人は付いてこない。思いやりの心、忘れないようにしたい。
お気に入りに登録