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第37回  「私はフォルクスワーゲンでこのような大規模な違法行為が可能だったことに唖然とした。」フォルクスワーゲンCEO マルティン・ヴィンターコーン

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アメリカで発覚したフォルクスワーゲンの自動車排ガス規制逃れの不正で、2015年9月23日にマルティン・ヴィンターコーンCEOは辞任を発表した。その際に発表した声明でヴィンターコーン氏が語ったのが、こうした大規模な違法行為を自分が知らないうちに可能だったことに驚いたということだった。ちなみに、声明文では明確なお詫びの言葉は出ていない。
しかし、早速その言葉に疑問が突きつけられている。


不正が疑われるフォルクスワーゲンの販売車両は世界で最大約1100万台にのぼるとされ、不正を摘発した米当局からは最大約2兆円の制裁金を科される可能性があるという。他国からの制裁金も当然積み上げられる。

朝日新聞の記事によると、この不正には歴代経営陣が関与していた疑いが強まっているとのこと。独DPA通信は関係者の話としてVWの開発部門が2005~06年に不正ソフト導入を決めたとされているのだが、ヴィンターコーン氏が会長に就いたのは07年1月なので、その前任者の経営者の時代から不正を認知していた可能性があるという。

日産自動車のカルロス・ゴーン社長は、このような大規模な不正については、大勢の人が知っていた可能性が高いと指摘。「(社内で)隠し通すことができるとは思わない」と語っている。(ロイター)

すでにフォルクスワーゲンの幹部十数人が停職処分になったという報道もあるが、ドイツの検察局はヴィンターコーン氏に対して刑事捜査を行うと発表している。
真相が解明される日は近いかもしれない。

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