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経営者のあの一言

「成長の背景には、我が国の自動車産業が発展期にあったという時の利があった。そればかりか、過去の先輩社員、経営者がまじめに積み重ねてきた努力の結晶が素地にあった。」東洋工業(現・マツダ) 元社長 松田恒次

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松田氏は、1895年、大阪府大阪市生まれ。幼少期から無類の機械好きで、父・重次郎の経営する鉄工所で手伝いをしていたという。大阪市立工業学校卒業後、陸軍宇治火薬製造所に就職するが、1927年、父・重次郎氏が広島で経営する東洋コルク工業に入社する。この東洋コルク工業がマツダのルーツで、この年、社名を東洋工業に変更している。

1951年には社長に就任。それまで3輪自動車(オート3輪)メーカーだった東洋工業を4輪自動車メーカーに転換。ファミリア、ルーチェなどのヒットを連発して大きくシェア拡大した。

また、ロータリーエンジンの開発にも取り組み、コスモスポーツを発売。1964年の第11回東京モーターショーでは、松田氏自らハンドルを握り、広島から持ってきたコスモスポーツのプロトタイプを展示した。なお、同社は1984年にマツダ株式会社に社名変更している。

掲出は、東洋工業社長時代、急成長を遂げた事業を振り返っての言葉。

事業の成功に必要なのは、「地の利」、「人の利」、「時の利」と言われる。「地の利」とは、場所の有意性や人の実力のこと、「人の利」とは、他人との協調・協力・信頼関係のこと。「時の利」とは、ただ運ばかりのように聞こえるが、「人事を尽くして天命を待つ」とも言うように、それまでに積み上げてきたものがなければ、そうした幸運もやってこないものだ。

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経営者・事業部門責任者から部長・課長・リーダー層まで、経営の根幹を支える人たちの成長を支援するパートナーメディアを目指します。日々の業務に役立つニュースや小ネタ、組織強化や経営理論まで幅広く学べる記事を提供します。

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