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「人間いうものは、いつ、どういう仕事にぶつかるか知れないものである。」日本鋼管(現・JFEエンジニアリング) 元社長・元会長 河田重

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河田氏は、1887年、茨城県生まれ。東京帝国大学(現・東京大学)卒業後、太陽生命に入社したが、社内の封建的社風を嫌い退職、1918年に日本鋼管に転社した。

日本鋼管では主に労務畑を歩み、総務部長、勤労部長などを経て取締役に就任。1947年に社長に就任した。労務対策の専門家として鉄鋼業界の合理化に尽力したほか、鉄鋼使節団長、アンデス諸国貿易使節団長、日加実業人会議日本代表団長なども務め、業界の国際化にも寄与した。その他、日経連常任理事、経団連常任理事、日本鉄鋼連盟顧問なども歴任した。

掲出は、日本鋼管社長当時、過去の経験から学んだ自分の信念を語った言葉。この後、「その時に、その仕事を責任を持ってやれるだけの準備を平生しておくのは大事な心掛けだと考える。それが、いわゆる勉強であり修養である」と続く。

自分が望んだ仕事だけで会社員人生を全うできる人は希。どんな仕事を任せられてもいいように、日頃からできるだけの準備をしておきたい。フランスの細菌学者ルイ・パスツールの言葉だが、「幸運は用意された心のみに宿る」とも言う。

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経営者・事業部門責任者から部長・課長・リーダー層まで、経営の根幹を支える人たちの成長を支援するパートナーメディアを目指します。日々の業務に役立つニュースや小ネタ、組織強化や経営理論まで幅広く学べる記事を提供します。

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