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「今日と同じことを明日やるな。 問題がないからと安心するのではなく、その日その日に新しいものを考えながら積極的に対応してほしい。」 三菱マテリアル 元会長 永野健

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永野氏は、1923年、広島県安芸郡下蒲刈町三之瀬(現・呉市)生まれ。東京帝国大学(現・東京大学) 第一工学部卒業し、1945年、三菱砿業に入社。その後、コロンビア大学に留学、冶金学を学ぶ。1962年には九州大学で博士号も取得している。

1982年に三菱金属の社長に就任すると、銅精錬技術「三菱連続製銅法」の商業化に尽力。1990年、三菱金属と三菱鉱業セメントの合併によって発足した三菱マテリアルでは、初代会長に就任した。

翌1991年、日経連会長に就任。ベアゼロ論やワークシェアリング論などを展開し、耳目を集めた。航空会社のアルバイトスチュワーデス導入を巡って、当時の亀井静香運輸大臣と論争を繰り広げたことから、「発言する財界人」としても広く知られている。

掲出は、三菱金属社長時代、年頭訓示の際に発せられた言葉。

もし“今日の安定”があるならば、それは昨日までの功績のおかげである。“明日の安定”を得ようとするならば、今日、行動しなければならない。とは言え、現代のビジネス社会では、今日通用したことが、明日も通用するとは限らない。常に、新しい視点で物事を見ながら、その日その日のベストを尽くすよう心掛けたいものだ。

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経営者・事業部門責任者から部長・課長・リーダー層まで、経営の根幹を支える人たちの成長を支援するパートナーメディアを目指します。日々の業務に役立つニュースや小ネタ、組織強化や経営理論まで幅広く学べる記事を提供します。

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