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経営者のあの一言

第361回  「金というものは一見無駄と思えるところにかけると、回り回って大きな果実になって戻ってくるものなんですよ。」欧米映画配給会社(現・日本ヘラルド) 創業者 古川為三郎

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古川氏は、1890年、愛知県中島郡萩原村(現・一宮市)生まれ。1921年、31歳の時に名古屋で映画館「太陽館」を開館。以後、次々と映画館をオープンさせる。1956年には、長男の勝巳氏とともに外国映画配給会社の「欧米映画」を設立。これが現在の日本ヘラルドになる。

しかし、古川氏の手掛けたビジネスは、映画分野ばかりではなかった。貴金属店の経営からはじまり、28歳の時には九州の炭鉱会社を買収している。映画産業に乗り出した後も飲食店経営を手掛けていて、映画館近くに作った肉鍋屋が、後に資生堂パーラーとなる。

ただ、すべて順風満帆というわけではなかった。戦争で映画館のほとんどを焼失するという経験もしている。それでも挫けることなく、常に笑顔を絶やさない性格から「フルタメさん」の愛称で親しまれた。

掲出は日本でも有数の資産家として『フォーチュン』などで紹介された古川氏が、名古屋市に多額の寄付をした時の言葉。慈善家としても知られた古川氏のこと、もちろん利益を期待しての寄付ではないと思われる。しかし、数々の事業、それも畑違いの分野の事業を次々に成功させてきた古川氏の経営者人生を見ると、なかなか説得力のある言葉とはいえないだろうか。

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経営者・事業部門責任者から部長・課長・リーダー層まで、経営の根幹を支える人たちの成長を支援するパートナーメディアを目指します。日々の業務に役立つニュースや小ネタ、組織強化や経営理論まで幅広く学べる記事を提供します。

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