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第351回  「天二物を与えずんば、僕はミルクキャラメルを取るよ。」森永製菓 創業者 森永太一郎

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森永氏は、1865年、佐賀県伊万里市生まれ。生家は陶器問屋を営んでいたが、幼くして父親を亡くし、母親が再婚したため、伯父のもとで成長した。18歳で横浜に出て陶器問屋で働くようになると、そこで見た外国商館の活況に刺激され、24歳の時に渡米する。
 
初め陶器商を志すも、うまくいかず、職を転々とする。やがて、菓子会社の工場で働くようになると、ビスケットやキャンディーなど、さまざまな西洋菓子の製法を覚えた。帰国後の1899年、東京・赤坂溜池に2坪の菓子工場を作る。これが森永製菓のルーツだ。最初は、洋菓子に馴染みのない日本人相手に苦戦するが、次第に売り上げを伸ばしていき、ついには宮内省にも納めるようになる。

そして1914年、お馴染みのエンゼルマークを箱にデザインしたミルクキャラメルを発売。爆発的なヒットとなった。掲出は、森永氏の作ったユーモラスなキャッチコピーの1つだ。ちなみに、森永氏はアメリカ時代に洗礼を受け、キリスト教徒になっている。

森永氏は宣伝上手で、勧業博覧会や共進会が開かれると、広告塔を立ててアピールし、新聞広告も積極的に使ったという。いくら良い商品でも消費者に知ってもらわなくては売れない。まずは商品の存在を世に知らせる努力が重要だ。

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経営者・事業部門責任者から部長・課長・リーダー層まで、経営の根幹を支える人たちの成長を支援するパートナーメディアを目指します。日々の業務に役立つニュースや小ネタ、組織強化や経営理論まで幅広く学べる記事を提供します。

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