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第328回  「仕事はあきらめてはいけない。最後のひと押しが成否を決めるのだ。」リコー 創業者 市村清

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 市村氏は、1900年、佐賀県生まれ。佐賀中学(現・佐賀県立佐賀西高等学校)を経済的な理由から中退。その後、銀行員などを経て中央大学専門部法科に入学した。しかし、日中合弁で設立された大東銀行に入るために中退、北京に渡る。

 その大東銀行が昭和恐慌のあおりで閉鎖されてしまう。帰国をやむなくされた市村氏は富国徴兵保険(現・富国生命保険)に入社することに。

 富国徴兵保険では外交員として抜群の成績を上げる。しかし、理化学研究所が開発した陽画感光紙の九州総代理店の権利を得たことから退社。販売に注力する。その働きが評価され理化学研究所から感光紙部長として招かれることに。その後、感光紙部門だけを独立させた理研感光紙の社長に就任した。これが後にリコーとなる。

 紆余曲折のあった市村氏のビジネス人生。掲出は富国徴兵保険での外交員時代を振り返っての言葉。訪問先から8度に渡って断られ、諦めかけていたが、妻にハッパをかけられ、もう一度訪問したところ契約が取れた。その時を振り返ったのが掲出の言葉で、「紙一重の差を悟った」という。

 とはいえ、後から振り返ってみないと、何が「最後のひと押し」だったか分からないことも多い。結局、諦めずに努力し続けるしかないということだろう。そうすれば、きっと結果はついてくる。

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経営者・事業部門責任者から部長・課長・リーダー層まで、経営の根幹を支える人たちの成長を支援するパートナーメディアを目指します。日々の業務に役立つニュースや小ネタ、組織強化や経営理論まで幅広く学べる記事を提供します。

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