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第289回  「有意義な仕事をしているという自覚のある労働者の作った製品は、必然的に高品質となる。」ボルボ 元会長兼CEO ペール・G・ジレンハマー

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 ジレンハマー氏は、1935年、スウェーデン生まれ。大学卒業後、弁護士として活動。その後、保険会社勤務を経て、1970年からボルボの経営に参画。翌年、社長兼CEOに就任する。1983年から会長兼CEOになった。

 ボルボの設立は1915年。2度の大戦を乗り越え、北欧最大の自動車メーカーに成長した。
 しかし、80年代に入ると世界的に環境に対する消費者の意識が高まり、売れゆきが悪くなる。特にボルボに問題があったというわけではなく、自動車全体が環境に悪影響を与えるものというイメージが広がっていったのだ。
 掲出の言葉はそうした中で、ジレンハマー氏が唱えたもの。

 自動車に対するイメージが悪くなるにつれ、従業員の心に「自分たちの仕事は社会から求められていないのではないか」という想いが芽生えた。しかし、経済や生活に対する自動車の貢献が大きいということは揺るぎない事実であり、ジレンハマー氏は、自分たちにしかできない有意義な仕事と認識して取り組んで欲しいと考えたのだ。その結果、従業員は環境に優しい自動車の開発や製造に前向きに取り組むようになっていった ── 。

 モチベーションの高い従業員が揃っている企業は、製品もサービスもクオリティが高い。そして、モチベーションを高める大きな要素とは、社会的に意義のある仕事かどうかだ。自社が社会にどのような貢献をしているか、今一度考えてみてはどうだろうか。

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経営者・事業部門責任者から部長・課長・リーダー層まで、経営の根幹を支える人たちの成長を支援するパートナーメディアを目指します。日々の業務に役立つニュースや小ネタ、組織強化や経営理論まで幅広く学べる記事を提供します。

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