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第267回  「簡単なことです。成功するまでやめないんです。」京セラ 創業者 稲盛和夫

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 稲盛氏は、1932年、鹿児島県鹿児島市生まれ。鹿児島県立大学(現・鹿児島大学)工学部を卒業後、松風工業という会社に入社する。しかし、ほどなく退職。京都セラミック(現・京セラ)を設立して社長に就任した。

 稲盛氏はかつて「私は失敗したことがない」と豪語し、とある企業の技術者に反論されたことがある。一流の技術者、一流の研究設備が揃っている大企業でも、成功よりも失敗の方が多いというのだ。それに答えたのが掲出の言葉だ。

 1975年、京セラは松下電器産業、シャープなどと合弁で太陽電池の研究・開発を行うジャパンソーラーエナジー(JSEC)を設立した。オイルショックの教訓から、石油以外のエネルギーが必要と考えたからだが、その後、提携企業は撤退してしまい、京セラが単独で事業を継承することになる。JSECは今も健在だ。フランチャイズ方式で、太陽光発電システムだけではなく蓄電システムなども販売して注目を集めている。成功するまでやめなかった例といえるのではないだろうか。

 成功するまでやめないのは決して「簡単なこと」ではない。しかし、やめてしまった先に成功はない。今でこそ京セラは押しも押されもしない大企業だが、掲出のやりとりがあった頃は、急成長中のベンチャー企業として知られていた。ベンチャー企業にとっては1回の失敗が命取りになることもある。一度決めたら成功するまでやり抜くしかない ── 、そんなベンチャースピリットが京セラを成長させたということだろう。

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経営者・事業部門責任者から部長・課長・リーダー層まで、経営の根幹を支える人たちの成長を支援するパートナーメディアを目指します。日々の業務に役立つニュースや小ネタ、組織強化や経営理論まで幅広く学べる記事を提供します。

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