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第246回  「一本のピンもその働きは国家につながる。」トヨタ自動車 創業者 豊田喜一郎

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 父親は豊田自動織機製作所(現・豊田自動織機)の創業者、豊田佐吉氏。1894年、静岡県敷知郡吉津村山口(現・湖西市山口)生まれ。3歳まで祖父母のもとで育ち、父の住む愛知県名古屋市に転居。東京帝国大学を卒業後、豊田自動織機製作所に入社する。

 欧米を視察し、当時はまだ黎明期にあった自動車の可能性に注目した豊田氏は、1933年、豊田自動織機製作所内に自動車製作部門を作る。当初は「無駄な投資」など、厳しい言葉を投げかけられることも多かったという。しかし、1935年、乗用車とトラックの開発に成功、翌年にはトラックの量産を始め、1937年、トヨタ自動車工業株式会社を設立して副社長に就任した。社長になったのは1941年。

 豊田氏は一から自動車の開発に取り組んだ。「技術は金で買えない。個別の技術ですぐれたモノは海外から導入してもいいが、大きな技術の体系、産業としてのシステムは、自前で組み上げないと決して定着しない」という言葉も残している。

 自動車は社会にとって、なくてはならない存在になっている。しかし、1本のピンに不備があれば、動かなくなるかもしれない。同じことはあらゆる仕事にいえる。つまらないと感じる仕事も、会社を支える無数のピンの1つ。リーダーはそんなピンの1本、1本の働きに気を配らなくてはならない。責任は重大だ。

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経営者・事業部門責任者から部長・課長・リーダー層まで、経営の根幹を支える人たちの成長を支援するパートナーメディアを目指します。日々の業務に役立つニュースや小ネタ、組織強化や経営理論まで幅広く学べる記事を提供します。

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