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「経営幹部」育成の教科書

第1回  「経営幹部」人材は、こう見抜け

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抜擢したいのは、学び続ける力「学習力・習慣化力」を持つ人材

「5つの力」の最後の1つは「学び続ける力」学習力であり、習慣化力です。

そもそも、どのような仕事、事業、組織、経営にも、これで終わりという完成形はありません。時代ごとに変化や対応を求められます。何らかの責任を負う立場のリーダーであれば、「日々勉強」を生涯、自らに課すことになります。おごらず、過去の成功に縛られず、あらゆる事象や世代から学び続ける力が求められます。言われたことだけをやるのであれば勉強不要かもしれませんが、一般に言われる通り、人工知能(AI)に駆逐されてしまうでしょう。

自分の専門性や経験を「方法記憶化」できるまで、徹底的に繰り返し反復する習慣化力が必要であることに私は気がつきました。これは意外に見過ごされている点のように思います。

できる経営者は、事業においてもプライベートにおいても、自分はまったく苦に思っていないのに、周囲から見ると「えーっ、そんなことを、そんなにやっているんですか?!」という驚きの習慣をいくつか持っていることが多いですね。自分が時間とお金を一番使っているところに、その人の持ち味、強みが潜んでいます。経営幹部候補人材が一番、時間とお金を使っていることは、何でしょう?チェックしてみてください。(あなたご自身は、何ですか?)

我々は、「学び続ける力」の有無を評価するポイントとして、「過去の蓄積に留まらず、常に外部からの新たな知見を吸収しようとしているか」「常に学んだことを現場に活かし、現場で沸いた疑問や不足事項を学びに行っているか」を見ています。

「描く力」「決める」「やり切る」「まとめる」「学び続ける」――。経営者力を決定づける「5つの力」を鍛え上げ、日々の業務で使いこなせる人こそ、御社の明日を担ってくれる、採用すべき・抜擢すべき経営幹部人材なのです。

◆関連リンク
「経営者力診断」(経営人材度アセスメント)
この「5つの力」をチェックできるオンライン診断です。ぜひアクセスください。

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プロフィール

株式会社 経営者JP 代表取締役社長・CEO 井上 和幸 氏

株式会社 経営者JP 代表取締役社長・CEO 井上 和幸 氏

1989年早稲田大学政治経済学部卒業後、リクルート入社。2000年に人材コンサルティング会社に転職、取締役就任。2004年よりリクルート・エックス(現・リクルートエグゼクティブエージェント)のマネージングディレクターを経て、2010年に経営者JPを設立、代表取締役社長・CEOに就任。 『社長になる人の条件』(日本実業出版社)、『ずるいマネジメント』(SBクリエイティブ)など著書多数。

URL:経営者JP

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