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Our Business Is People Business~カルビーを飛躍させた「夢経営」 ― 人財を活かす”経営変革フォーラム講演録

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 組織が成長や変革を遂げるためには、“人”が欠かせない。だからこそ組織は、人が能率的で幸せに働けるよう、環境や制度を整える必要がある。株式会社カルビーでは、「Our Business Is People Business」を合言葉にし、変革のためのさまざまな取り組みを推進。古い仕組みや悪しき文化を捨て、新たな働き方を実践することで、会社を大きく飛躍させた。今回は、同社の代表取締役会長兼CEOである松本晃氏をお招きし、経営に対する考え方や、具体的な取り組み内容、成功の秘訣などを語っていただいた。

組織に変革を起こすために

 本日お越しの皆さんに私から言いたいことは、「人が大事」ということに尽きます。私は、「Our Business Is People Business」という言葉をモットーにしています。同時に、本日のテーマはリーダーシップです。トップマネジメントやリーダーシップがしっかりしない限り、会社は良くなりません。ということで、私の経験をもとにお話させていただきます。
 1990年を境に世の中はすべてが変わってしまいました。それまでの日本はアメリカから盗んできたコンセプトを巧みに改善・改良するという実に簡単なビジネスモデルを持っていました。当時の日本人は勤勉かつ優秀で、しかも人件費も安かったため、うまくいくのは当たり前だったのです。ところが90年を境に、韓国、台湾、香港などが台頭し、ついに中国が頭角を現すと、それまでの日本のモデルは完全に崩壊しました。世の中が変わったのなら、私たちのやり方も変えなければいけません。しかし実際はほとんど変わりませんでした。90年以前の日本は、高度成長、規格大量生産、成果は時間に比例、偏差値教育、少数のエリートと金太郎飴という異常な40年でした。一方で、90年以降の日本は、不況、少子高齢化、借金大国、財政難……など多くの問題を抱えています。
 こんなに時代になってしまい、多くの日本人は次に何をしたらいいのかわからなくなってしまいました。もはや、変化に挑戦するしか手はありません。ところが変革を起こすことは難しいです。なぜなら変革とは、金、権力、地位など“既得権を奪うこと”だからです。抵抗勢力は強いです。彼らは「NO」と言い続けます。変革するためにはトップ自らが変えるしか手はありません。私は8年前にカルビーにやってきて会長兼CEOに就任すると、権限、個室、社用車、接待費をすぐに止めました。その結果、カルビーは少しだけ変わりました。

カルビーの変革(コーポレートガバナンス、オフィス革命、ダイバーシティ、働き方改革)、リーダーシップ…など、レポートはまだまだ続きます。

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