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セールスフォース・ドットコムの継続的成長を支える企業カルチャー(3/5)

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全社員がボランティアと寄付で社会貢献に取り組む

全社員がボランティアと寄付で社会貢献に取り組む

パートナーとビジネスを創りながら、将来をつくることも大切ですが、社会が回っていないと、自分たちのビジネスが伸びていきません。そのための社会貢献として「1-1-1モデル」を実施しています。「1-1-1モデル」とは、全社員の就業時間の1%をボランティアに、株式の1%を助成金に、製品の1%をNPOに無償で提供するという考えです。当社だけではなく、30社以上のパートナー企業に協力していただいています。

弊社がつい最近とり組んだ内容を2つご紹介に挙げましょう。1つは「BizAcademy(ビズアカデミー)」です。これは就職浪人した学生を就労支援するNPOと連携し、当社内でキャリア研修を実施。スキルをつけてもらい、就職につなげようというボランティアです。去年は20人で実施し、3名が他社に正式採用、2名が非営利団体でセールスフォースの管理者として働くことが決まりました。今年も実施します。
もう1つは、年1回のセミナーで行うボランティアプログラムです。写真をフェイスブックにあげ、1つ「いいね」がつくたびに1スマイルとカウント。食事に困っている人に食品を配るというプログラムです。前回は5,459食を寄付しました。

社会貢献は私たちの重要な企業カルチャーです。この活動の延長線上として、当社創業者のマーク・ベニオフはIPS細胞の研究で知られる京都大学に2.5億円を寄付しました。新しい試みに貢献したいという深い思いがあり、この思いは創業者以下、全社員で徹底しています。

〔経営プロサミット2015 6/1講演「セールスフォース・ドットコムの継続的成長を支える企業カルチャー」より〕

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プロフィール

株式会社セールスフォース・ドットコム <Br>取締役社長 兼 最高執行責任者(COO)<Br> 川原 均 氏

株式会社セールスフォース・ドットコム
取締役社長 兼 最高執行責任者(COO)
川原 均 氏

1982年4月に日本アイ・ビー・エム株式会社に入社後、金融機関やグローバル製造業向けのビジネス拡大に従事。1999年に米国IBMへ。2006年に日本アイ・ビー・エムの執行役員に就任し、2010年1月以降は専務執行役員(ソフトウェア事業担当)として、約900名の部下を抱え、日本におけるソフトウェア事業を統括。同社での約30年の経験の後、2011年8月にベルリッツ コーポレーションにシニアバイスプレジデントとして入社し、新事業であるグローバルコーポレートセールスおよびグローバルリーダーシップトレーニングの拡大を主導。2012年11月 株式会社セールスフォース・ドットコムに、副社長 エンタープライズ営業本部長 兼 米国セールスフォース・ドットコム シニアバイスプレジデントとして入社。2014年4月より現職。

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