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"人が動く"コミュニケーション術

第23回 離席時のコミュニケーション行動

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リーダーの率先的なコミュニケーションで部下の“前向きな行動”の喚起を

ヒトは職位が上がるほど、「自分自身に甘くなりやすい」という特徴がある。社歴が長くなった場合にも、同様の傾向が見られる。その結果、「離席時のコミュニケーション行動」という部下に要求している行動を、リーダー自身がおこなっていないという事態も起こるわけである。

「自分がしていない行動」や「自分ができていない行動」をリーダーが部下に要求した場合、職場の雰囲気は悪化する。それが原因で部下から業務に対する“前向きな行動”が失われ、その結果、職場生産性が一層低下してしまうことも少なくない。

したがって、部下に取らせるべきコミュニケーション行動があるのであれば、まずはリーダー自身が徹底して実践し続けることが、何よりも必要である。その結果、部下に適切なコミュニケーション行動が身に付けば、業務に対する“前向きな行動”も増えるものである。

「離席時のコミュニケーション行動」をおろそかにしたことによる職場生産性の低下を回避するには、何よりもリーダー自身の率先垂範がカギになるのである。


大須賀信敬
コンサルティングハウス プライオ 代表
組織人事コンサルタント・中小企業診断士・特定社会保険労務士
https://www.ch-plyo.net

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 経営プロ編集部

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経営者・事業部門責任者から部長・課長・リーダー層まで、経営の根幹を支える人たちの成長を支援するパートナーメディアを目指します。日々の業務に役立つニュースや小ネタ、組織強化や経営理論まで幅広く学べる記事を提供します。

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