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ゲームを使って後継者を育成する

第3回  ビジネスパーソンの99.9%が正解できない意思決定ゲーム

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運がない状況で正答が出せるようにすることで切磋琢磨の場の土台が整う

 多くの経営者が後継者育成の場に「切磋琢磨」を期待するが、まずは運がない状況での意思決定を確実にする基礎学習が必要である。

 意思決定弱者の存在は、ゲーム研修でだけ問題になるのではない。例えば、経営計画を作るような研修で課題を出した際に、意思決定弱者が紛れていると、非合理、無根拠、楽観的な経営計画が出て来る。この経営計画を見て、意思決定の分かる経営者は失望し、研修参加者は周囲のレベルに嘆息する。多くの場面で意思決定弱者は問題になるのだ。

 とはいえ、意思決定弱者を責めてはいけない。彼らは、意思決定をする能力がないわけではなく、意思決定の仕方を教わっていないだけなのである。であるが故に、意思決定をゼロから ―― すなわち運のない状況から―― 教えることは重要なのだ。

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プロフィール

カレイドソリューションズ株式会社 代表取締役開発者 / Ludix Lab フェロー 高橋 興史 氏

カレイドソリューションズ株式会社 代表取締役開発者 / Ludix Lab フェロー 高橋 興史 氏

上場企業や人事コンサルティング会社、ベンチャー企業役員を経て2008年に起業。研修の内製化を通じて、教育研修費の偏在を是正し、研修の絶対数の増加を通じた企業の生産性向上を目指して活動している。特に、自らのビジネス経験を踏まえたクリエイティブなゲーム研修の開発に強みを持つ。主な開発実績に財務研修「パースペクティブ」、倒産疑似体験ゲーム「あかんたぶる」などがある。2014年よりゲームを使った学習の研究団体”Ludix Lab”に参画し、共著として”入門 企業内ゲーム研修”を出版。東京大学や慶應義塾大学大学院などでもゲームをテーマとした講演活動を精力的に行っている。

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