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経営者“心と体の健康法”あれこれ実践記

第6回  食べない健康法その6 フルマラソンを走る

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前半快調に飛ばす

前半快調に飛ばす

2009年3月、東京荒川河川敷でフルマラソンを走る日がついにやってきました。同い年の妻と二人、晴れ渡った青空の下で号砲を聞き、スタートを切りました。

走り出しは快調そのもので、身体も軽く、心地よい風を切りながら走っていきました。練習ではいつも私が妻の前を走っていたのですが、この日はとなりになったり、前に行ったり後ろに行ったりとしながら、時々会話をする余裕も持ちつつ走っていきました。

5キロくらい走ってからタイムを見ると、いつもよりかなり速いペースであることに気がつきました。
「かなり速いよ、ちょっとペースを抑えようか」と妻に言うと、
「私は全然大丈夫。ずっと年上の人もどんどん先に行っているじゃない。」と答えて、どんどん先に行きます。15キロくらいまで妻の後ろについて頑張って走っていたのですが、そのうち見失ってしまいました。

一緒に走ろうと約束していたので、少し休んで携帯電話でどこにいるか確認しようとしても、妻は全然出ません。途中で待っているかもしれないと思い、再度走り出しました。
ところが、走り出してからしばらくすると、腰の痛みがどんどん強まってきたのです。

ハーフを越して大きくペースダウン

腰の痛みに耐えながら走っていると、全コースのちょうど半分のハーフ地点を通過しました。タイムはほぼ2時間で、途中で休みながら来た割にはまずまずのタイムです。
しかし、そこから急速にペースダウンします。腰の痛みが我慢できないほど激しくなってきたのと、足の太もも、ふくらはぎの筋肉も悲鳴を上げはじめたのです。こうなると、ちょっと走っては止まって足腰をストレッチし、しばらく歩く。また走り始めて、同じことを何度も繰り返しました。心肺能力は問題ないのですが、足腰がいうことを聞きません。

そうしていると、いきなりふくらはぎの筋肉が痙攣をおこしました。今まで全く経験したことのないもので、倒れこんで触れると、筋肉がもこもことこぶのように隆起しています。
「あ、肉離れだ」と瞬間頭に浮かび、これで終わりだと思いました。
その時の感情は、「ダメだったか」という残念な気持ちと、「けがだから仕方がない。これで終わりだ」というホッとした気持とがないまぜだったように記憶しています。

ところが、しばらくして痛みが引いてきたのでそっと立ってみると、痛みはあるのですが、歩けるようなのです。
どうしよう、続けるか、続けないのか・・・。

水戸黄門の主題歌が頭の中でリフレイン

心の中で葛藤があったのですが、歩けるのだから前に進もう、できる限りのことをしよう、これでゴールできたら大きな自信になるはずだと、続ける決心をしました。

さて、決意を胸に歩き走りを再開したのですが、その後、時間の経つのがなんと長く感じられたことか。
行けども行けども距離は縮まらず、気が遠くなる距離が残っています。頭の中では、テレビの水戸黄門の主題歌が何度も何度もリフレインします(1番、2番が混ぜ込ぜのようですが)。

人生楽ありゃ苦もあるさ
くじけりゃ誰かが先に行く
あとから来たのに追い越され
泣くのがいやならさあ歩け

痛みでふらふらになり、本当に泣きそうでした。でも歩いてもいいから、何とか前に進もうと、気力を振り絞って歩き、時々ゆっくり走りました。

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