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社員の強みを活かすタレントマネジメントの本質

第11回  タレントマネジメントの実現 前編

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アプリケーション製品の選定の手順

 アプリケーション製品を比較する場合、HRプロなどの製品の比較や資料請求の出来るサイトが便利です。一度に多くのタレントマネジメント製品を比較することができ、ランキングを発表しているサイトでは製品の注目度を客観的に知ることもできます。ですから、製品の説明を受けたりデモを見る前に、まずサイト上から製品情報を入手します。 
 では、実際にタレントマネジメント製品を複数選択し、そこからどのように絞り込んでいくか、その手順について説明します。

■Step1 ロングリスト作成
 ロングリスト作成をします。ロングリストとは、検討したいものをおよそ20件程度選択し、作成した資料です。ここではベンダー(業者)でも製品でもどちらも構いませんが、著者は製品で作成します。一覧表でまとめると、非常に製品の比較がしやすくなります。

■Step2 ショートリスト作成
 ショートリストは、先のロングリストの中から自社のタレントマネジメント戦略を実現できそうな製品を10件程度に絞り込んで作成します。具体的に製品説明を受けたい、製品デモを見てみたい、と非常に関心の高い製品に絞り込みます。
 さらに、製品説明のどの項目について確認したいか、どのようなデモを期待したいかなどを明確にしておきます。

■Step3 一般公開の製品デモを見る
 ショートリストに残った製品のデモが見られるかどうかを確認します。可能であれば、一般公開のスケジュールに合わせて、申し込みをしてみます。スケジュールが合わない場合は、営業担当に簡単な製品説明やデモを頼んでもよいでしょう。デモが見られない場合でも、次のStep4へ進みます。

■Step4 案件作成
 約5件程度の製品に絞込み、これらのベンダーの営業担当に連絡をします。担当者との面談を設定し、RFP(Request For Proposal)を作成してベンダーからの提案を受けられるように準備します。
 RFPには、自社のタレントマネジメント導入の目的や期待する効果、解決したい問題などを記載します。さらに、ベンダーに対して、詳しい製品デモの要請、機能やサービスの説明、導入までのスケジュール、カスタマイズの範囲、実績、価格、会社情報などを要求した資料を作成し、説明会で配布します。説明会の前に、守秘義務契約も必要となります。
 この説明会には、最終選定した5社程度のベンダーに参加してもらいます。

■Step5 各ベンダーとの打ち合わせ
 RFPを利用した説明会の後は、ベンダーの個別にやりとりをします。詳しい製品デモを見て、RFPで要求した内容について説明を受けます。

■Step6 ベンダーのプレゼンテーション
 各ベンダーとの打ち合わせが終了したら、ベンダーからのRFPに対する提案書を受け、そのプレゼンテーションの機会を設定します。ベンダーを選定する社内のキーマンや関係者を交え、一緒にプレゼンテーションを聴き、質疑応答をし、問題を払拭します。

■Step7 ベンダー選定評価会
 すべてのプレゼンテーションが終了したら、社内の全ての関係者からベンダーと製品の評価をし、決裁者の承認を得ます。
 これらの7つのステップで、タレントマネジメント製品とそのベンダーを決定していきます。

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