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社員がうつ病になったとき企業はどのように対応するべきなのか~企業と社員のWIN-WINを目指して~

第6回  うつ病以外の精神疾患の特徴

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発達障害《自閉症スペクトラム障害・ADHD(注意欠如・多動性障害)》

 新たなアメリカ精神医学会の分類であるDSM-5で取り上げられた病名です。従来の診断基準(DSM-4TR)のカテゴリーである広汎性発達障害(PDD)とほぼ同じ群を指しており、自閉症、アスペルガー症候群、そのほかの広汎性発達障害が含まれます。典型的な症状としては、相互的な対人関係の障害、コミュニケーションの障害、興味や行動の偏り(こだわり)の3つの特徴が現れます。本人の特性をしっかりと理解してあげることが重要です。
 ADHDとは、発達年齢に見合わない多動衝動性、あるいは不注意、またはその両方の症状が、7歳までに現れます。学童期の子どもには3~7%存在し、男性は女性より数倍多いと報告されています。男性の有病率は青年期には低くなりますが、女性の有病率は年齢を重ねても変化しないと報告されています。大人になってからも衝動的な行動を起こしてしまう、または忘れ物が多いなどもこの病気の一つと言えるでしょう。

 簡単に一例を挙げさせていただきましたが、その他にも診断名はあります。そして精神疾患は診断名がたとえ同じであっても症状というのは人によって変わってきます。そのため処方される薬も人によって変わってきますし、安定して働いてもらうために職場が配慮すべき内容も一人一人に合わせていく必要が出てきます。
 その人の特性を踏まえた上で配慮し働いてもらうと、健常者の方よりも能力を発揮するということも多いのが精神疾患の方の特徴かと思われます。職場では一人一人について的確にアプローチしていくのが大変になってくるかもしれませんので、外部の専門機関と相談してみてはいかがでしょうか。

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プロフィール

株式会社リエンゲージメント 代表取締役 上村 裕介 氏

株式会社リエンゲージメント 代表取締役 上村 裕介 氏

1988年、シーズスタッフ(現在のリクルートスタッフィング)に入社 首都圏で4年間営業を行った後に、マネージャーとして大阪支社・神戸支社(支社長)を経験、神戸支社長時代には神戸の震災復興に携わる経験をする。 首都圏に戻りIT専門部隊の立ち上げ、買収企業との経営統合プロジェクトに参加する。 その後中規模派遣の営業本部長、ワークスシーズHR代表取締役社長を経験し、2013年一般社団法人リエンゲージメントを立ち上げ、現在精神疾患を持った方の就労支援や精神疾患で休職者された方の対応・トレーニングや受け入れ時職場コンサルティングを行っている。

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