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言葉がけの改善で、部下と組織を強くする

第6回  ポジティブな言葉がけで、能力を発揮しやすい状態を作る

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「ありたい状態」を示し、リソースフルな状態を維持する

 このように、リーダーはペップトークのノウハウを応用することで組織をリソースフルな状態にして、業務上の成果に結びつけることができます。ポイントは、相手にいきなり問題の原因を突き付けたり、して欲しいことを指示したりするのではなく、まず「ありたい状態」を示して、相手に改善に向けたイメージと意欲を湧かせることです。

 特に困難な状況に直面している場面で、たとえば、人的なミスが発生した時や機械が故障するといった問題が発生した時、競合他社を超える商品開発が求められている時、これまでにない大型の新規案件を受注したい時など、リーダーは早く良い結果を得たいために部下を急かせるような言葉を発しがちです。

 しかし、ひと呼吸おいて「ありたい状態」をイメージさせるよう心がけることで、部下個人にも組織全体にもリソースフルな状態が生まれ、成果の上がりやすい活動に取り組みやすくなります。

 これまで6回にわたり、言葉がけを改善し、部下と組織を強くするための考え方と手法を解説してきました。その中心となるのがペップトークであり、ポジティブな発想を基本に、モチベーションアップのステップに沿ってトークを組み立てると、相手も組織もリソースフルな状態になります。

 言葉そのものは、費用や手間をかけずに改善することが可能ですので、部下の能力向上、そして組織力の強化に向けて活用してください。

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プロフィール

マーケティングオフィス・ウラベ代表 占部 正尚 氏

マーケティングオフィス・ウラベ代表 占部 正尚 氏

1987年、早稲田大学政治経済学部卒業。㈱日本エル・シー・エー(経営コンサルティング)に入社。26歳で講師デビュー、現在までの登壇実績は3,000回以上。
2008年、コンサルタント・研修講師・営業マンの3分野での経験を活かし、マーケティングオフィス・ウラベを設立。
モチベーションアップとロジカルシンキングを融合させた独自のプログラムにより、受講生が1日で着実にスキルアップする成果重視の研修には定評がある。
現在、一般財団法人日本ペップトーク普及協会の理事を務め、大手企業や行政機関からの研修依頼が多数。著書:ビジネス・ペップトーク(日刊工業新聞社)
ホームページ:
マーケティングオフィス・ウラベ
一般財団法人日本ペップトーク普及協会

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