経営・ビジネスの課題解決メディア「経営プロ」

言葉がけの改善で、部下と組織を強くする

第4回  “して欲しい変換”を習慣づける

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 成果に結びつく言動や行動をしたいと望む場合、「できる」「そうなりたい」とポジティブな言葉で考えると、言葉が潜在意識に働きかけて発想が前向きになり、結果として上手くいく可能性が高まることを述べてきました。

 ただし、これは自分自身の成果を望むときには有効ですが、部下や同僚に対して必ずしも同様の効果が期待できるわけではありません。「できて欲しい」「そうなって欲しい」と思うあまり「何をやってるんだ!」「ダメじゃないか!」とネガティブな言葉がけになってしまい、相手が委縮して失敗してしまうことも多いのです。

モチベーションアップのステップを意識する

 ネガティブに考えがちな時の「状況の受け入れ」からポジティブに「とらえ方変換(発想変換)」をするためのトレーニング法を前回ご紹介しました。これはモチベーションアップのステップにおける最初の2ステップです。

 今回は、3ステップ目である「して欲しい変換」の仕方である、相手にして欲しいことをストレートな言葉に乗せて発するためのトレーニング法です。
モチベーションアップのステップを意識する

「ミスをするな」は「ミスをしろ」に等しい

 相手に行動の改善を促したいとき、「否定形」で伝えてしまうことはよくあります。しかし「○○するな」と言われた相手は、なぜか体が勝手に「○○する」という逆方向に動きがちです。
「計算ミスをするな」と言われた相手は、脳の中で「計算ミスをした状態」をイメージしてしまい、そのネガティブなイメージがミスを引き起こしてしまうのです。

 人間は本来、「肯定形」が好きな動物なのです。右手に赤旗、左手に白旗を持つ“旗揚げゲーム”をイメージしてください。「赤上げて」「白上げて」と言われた段階では誰も間違いませんが、「赤下げないで」「白下げない」と言われた途端、間違える人が続出するでしょう。
 このことからも、否定形が間違いを引き起こしやすいことがわかります。
 業務においては当然、間違いは避けたいわけですから部下に対する指示や動機づけなど、大切な場面での言葉がけには否定形を使わず、肯定形でストレートに「○○して欲しい」と伝えるべきなのです。

お気に入りに登録

関連記事

会員登録 / ログイン

会員登録すると会員限定機能や各種特典がご利用いただけます。 新規会員登録

会員ログインの方はこちら