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経営階層に求められる能力とは?

第7回  イノベーションに必要な思考法

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 「イメージ・ナビゲーション思考法」で活用しているイメージは、実は徹底した「抽象化」の働きをしていると言えます。そのイメージの中に、マーケティング3.0の精神的価値や、マーケティング4.0の自然的価値が織り込まれており、それを読み解くことで価値を発見していくわけです。換言すれば第5回の水の気で述べた、「理念的価値」をイメージから読み解くということになります。「イメージ・ナビゲーション思考法」は、具体的には以下の3プロセスにより構成されています。

①表面意識の活動を抑え、深層意識とコンタクトし易いように準備動作をする
②感覚・感情をトリガーとして、深層意識からのイメージ(映像)を浮かべる
③浮かべたイメージを意味解釈して、インスピレーションを得る

 期せずして「イメージ・ナビゲーション思考法」は、論理思考ではほとんど考慮されない感覚・感情を重用している点が、面白い方法だと言えます。

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プロフィール

株式会社M 代表取締役 八木橋 英男 氏

株式会社M 代表取締役 八木橋 英男 氏

東京大学理学部物理学科卒業。興銀システム開発(現・みずほ情報総研)入社。経営情報システム、海外総合オンラインシステム、外為オンラインシステム(プロマネとして)等の開発を経験。日本証券テクノロジーに転職し、PMO部長、人事担当部長を歴任。FP見積法の導入、人材育成評価ツール「ノウハウマップ」の導入、事業強化拡大研修の開発・普及、等を推進。株式会社Mを設立し代表取締役に就任。「イメージ・ナビゲーション思考法」を軸にした新しいビジネス研修を開発し、普及中。産業カウンセラー、キャリアコンサルティング2級資格を保有。
ホームページ:株式会社M

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