
ProFuture代表の寺澤です。
経営ポータルサイト、「経営プロ」をやっとリリースすることができました。
ぜひ、一人でも多くの経営者、そして経営に携わるあらゆる方々、役員、部長、マネージャー、経営企画の方などにご利用いただければ幸いです。
サイトのベースとなるコンセプトは、経営課題にすぐ効くサイト。経営にかかわるあらゆる課題解決のためのヒント、事例、サービスが集まってくるようなサイトにしていきたいと考えています。
さて、このコラムの第1回としては、この「経営プロ」をどういう思いで作ったかということについて書きたいと思います。
私は大学卒業後、偶然の出会いで就職情報会社に就職をしました。1986年ですから、もう30年近く前になります。その会社に約14年務めた後、ある事情でその会社をスピンアウトし、7人の仲間とともに新たな就職情報会社を作りました。そして約9年前、独立して一人で会社を立ち上げ、採用領域からスタートし、人材開発、人事企画、労務管理、人事システムなど人事全般にまで領域を広げてきました。
こうしてずっと人事領域を自分のビジネスの場として奮闘してきたわけですが、ずっと感じてきて、最近とくに思いが強くなってきたことがあります。それは、人事のことは人事だけにとどまらない、まさに人事は経営そのものだということです。
これまで人事領域のさまざまな支援サービスを人事部門に提案してきたわけですが、その企画やサービスが革新的であればあるほど、人事部門に受け入れられることが少なく、これまでの延長線上にあるものほど受け入れられやすいという現象を見てきました。
この傾向は企業規模が大きくなればなるほど顕著であり、特に人事領域の大胆な施策や改革は、経営者が強いリーダーシップを取れること、リーダー層の理解が十分にあること、人事部門が経営に対して強く提案する気概があることなどがうまくかみ合って初めて実現できることのように思います。
一方中小企業の場合、経営トップの意見が強いことが当然ながら多く、トップがやると言えば話だけは早く進むことが多いのですが、どちらかというと行き当たりばったりで見栄えの良い人事施策に飛びつくことも少なくなく、整合性、継続性、仕組化がおろそかになるケースも多々あるようです。
どちらにしても言えるのは、一時的ではない継続的な企業の成長のためには人事戦略は極めて重要であり、経営が強い意志をもって選択し、整合性、継続性をもった施策を実施し続けなければならないということです。
そこで、なぜ「経営プロ」を作ったかということですが、要は、経営者に対してもっと強く働きかけたくなったのです。人事戦略は大事ですよ、人事の施策をもっと真剣に考えてくださいよ、と。
わたしたちは「HRプロ」(HRとはヒューマンリソース、つまり人事のこと)という日本最大級の人事専門サイトを運営してきたのですが、さすがに人事専門サイトだと経営者の方々がなかなか目を向けてくれないので、「経営プロ」という名称でサイトを作ろうと考えたわけです。
経営課題の解決に貢献する人事とはどのようなものか、経営戦略と人事戦略の整合性はどうあるべきか、どのような人事支援サービスが今の経営課題に効くのか、さまざまな情報を提供していきたいと考えています。
もちろん、経営課題は人事領域のことだけではありません。経営を取り巻く環境はより複雑さを増し、経営とは予測が困難な荒れた天候のなかで航海しているようなものです。そして、そこにはスピーディな状況判断、意思決定ができる情報が必要だと言えます。
「経営プロ」では、組織・人事の課題の解決に効く情報提供をベースとしながらも、財務・資金、営業・マーケティング、サービス・商品開発、IT・技術、グローバル領域の課題解決の情報も取り揃えていきたいと考えています。そして、スマートフォン、タブレットといったモバイルに最適化することで、いつでもどこでもアクセスしやすい環境でスピーディな情報提供を実現します。
あと最後にもう一つ、フォーカスしたいのは経営者、経営に携わる方々の「個人」の部分です。経営者は孤独な仕事だと言われます。大事なのは、心と体のセルフコントロールであり、的確な経営判断と業務遂行を可能にする状態を保つ必要があります。そのためには、オンとオフの上手な切り替えも必要でしょう。そうした部分でもお役に立てるような情報や事例を提供していきたいと思います。
今後、「経営プロ」とのお付き合いを末永く宜しくお願いいたします。
そして、このコラム「経営と人事の間」では、時には経営寄りの視点で、時には人事寄りの視点で、時にはその真ん中の視点で、考えることを書き綴っていきたいと思いますので、こちらもよろしくお願いいたします。
経営ポータルサイト、「経営プロ」をやっとリリースすることができました。
ぜひ、一人でも多くの経営者、そして経営に携わるあらゆる方々、役員、部長、マネージャー、経営企画の方などにご利用いただければ幸いです。
サイトのベースとなるコンセプトは、経営課題にすぐ効くサイト。経営にかかわるあらゆる課題解決のためのヒント、事例、サービスが集まってくるようなサイトにしていきたいと考えています。
さて、このコラムの第1回としては、この「経営プロ」をどういう思いで作ったかということについて書きたいと思います。
私は大学卒業後、偶然の出会いで就職情報会社に就職をしました。1986年ですから、もう30年近く前になります。その会社に約14年務めた後、ある事情でその会社をスピンアウトし、7人の仲間とともに新たな就職情報会社を作りました。そして約9年前、独立して一人で会社を立ち上げ、採用領域からスタートし、人材開発、人事企画、労務管理、人事システムなど人事全般にまで領域を広げてきました。
こうしてずっと人事領域を自分のビジネスの場として奮闘してきたわけですが、ずっと感じてきて、最近とくに思いが強くなってきたことがあります。それは、人事のことは人事だけにとどまらない、まさに人事は経営そのものだということです。
これまで人事領域のさまざまな支援サービスを人事部門に提案してきたわけですが、その企画やサービスが革新的であればあるほど、人事部門に受け入れられることが少なく、これまでの延長線上にあるものほど受け入れられやすいという現象を見てきました。
この傾向は企業規模が大きくなればなるほど顕著であり、特に人事領域の大胆な施策や改革は、経営者が強いリーダーシップを取れること、リーダー層の理解が十分にあること、人事部門が経営に対して強く提案する気概があることなどがうまくかみ合って初めて実現できることのように思います。
一方中小企業の場合、経営トップの意見が強いことが当然ながら多く、トップがやると言えば話だけは早く進むことが多いのですが、どちらかというと行き当たりばったりで見栄えの良い人事施策に飛びつくことも少なくなく、整合性、継続性、仕組化がおろそかになるケースも多々あるようです。
どちらにしても言えるのは、一時的ではない継続的な企業の成長のためには人事戦略は極めて重要であり、経営が強い意志をもって選択し、整合性、継続性をもった施策を実施し続けなければならないということです。
そこで、なぜ「経営プロ」を作ったかということですが、要は、経営者に対してもっと強く働きかけたくなったのです。人事戦略は大事ですよ、人事の施策をもっと真剣に考えてくださいよ、と。
わたしたちは「HRプロ」(HRとはヒューマンリソース、つまり人事のこと)という日本最大級の人事専門サイトを運営してきたのですが、さすがに人事専門サイトだと経営者の方々がなかなか目を向けてくれないので、「経営プロ」という名称でサイトを作ろうと考えたわけです。
経営課題の解決に貢献する人事とはどのようなものか、経営戦略と人事戦略の整合性はどうあるべきか、どのような人事支援サービスが今の経営課題に効くのか、さまざまな情報を提供していきたいと考えています。
もちろん、経営課題は人事領域のことだけではありません。経営を取り巻く環境はより複雑さを増し、経営とは予測が困難な荒れた天候のなかで航海しているようなものです。そして、そこにはスピーディな状況判断、意思決定ができる情報が必要だと言えます。
「経営プロ」では、組織・人事の課題の解決に効く情報提供をベースとしながらも、財務・資金、営業・マーケティング、サービス・商品開発、IT・技術、グローバル領域の課題解決の情報も取り揃えていきたいと考えています。そして、スマートフォン、タブレットといったモバイルに最適化することで、いつでもどこでもアクセスしやすい環境でスピーディな情報提供を実現します。
あと最後にもう一つ、フォーカスしたいのは経営者、経営に携わる方々の「個人」の部分です。経営者は孤独な仕事だと言われます。大事なのは、心と体のセルフコントロールであり、的確な経営判断と業務遂行を可能にする状態を保つ必要があります。そのためには、オンとオフの上手な切り替えも必要でしょう。そうした部分でもお役に立てるような情報や事例を提供していきたいと思います。
今後、「経営プロ」とのお付き合いを末永く宜しくお願いいたします。
そして、このコラム「経営と人事の間」では、時には経営寄りの視点で、時には人事寄りの視点で、時にはその真ん中の視点で、考えることを書き綴っていきたいと思いますので、こちらもよろしくお願いいたします。
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