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デール・カーネギーが贈る成功の秘訣

第25回  モチベーションを引き出すリーダーシップ

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 ここまで、やってはいけないことを見てきました。代わりに、プラス思考で何をすべきでしょうか?

 デール・カーネギーは世界的なベストセラーである1936年の著書「人を動かす」で成功する対人関係の30の原則を紹介しました。カーネギーは学者ではありませんでしたが、世の中を熟知していました。彼の理論は24年間にわたる「実社会」という実験室での観察や実験に基づいています。

 デールは他の人を動かしモチベーションを高める最善の方法は、あなた自身の行動を改めることにあると結論づけています。リーダーは真にモチベーションの上がる環境を醸成することで、責任を持って関係をできるだけ生産的なものにします。デール・カーネギーは、従う者の行動の責任はリーダーにあるとは主張しませんでしたが、職場環境と自分の行動をコントロールする責任はあるとしました。

 良好な対人関係を築くための実際的なアドバイスに特化したデール・カーネギーの30原則には、常識的ですが(さほど実践されていない)次のようなアドバイスが含まれます。

・率直で誠実な評価を与える
・強い欲求を起こさせる
・誠実な関心を寄せる
・相手の関心を見抜いて話題にする
・人の身になる
・まず自分の誤りを話したあと、相手に注意を与える
・命令をせず、意見を求める

 30原則からの抜粋は、リーダーが求めるものではなく、チームメンバーが求めるものを理解するうえでリーダーが果たす役割を浮き彫りにしています。

 セールスの神様ジグ・ジグラーに、「多くの人が人生で欲しいものを手に入れる手伝いができるなら、自分の欲しいものも手に入る」という名言があります。上司も同じです。自分が欲しいものではなく、部下が欲しいものを重視することです。

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プロフィール

デール・カーネギー・トレーニング・ジャパン 代表取締役  グレッグ・ストーリー博士<Br>(Dr. Greg Story)

デール・カーネギー・トレーニング・ジャパン 代表取締役 グレッグ・ストーリー博士
(Dr. Greg Story)

デール・カーネギーに参画するまで、インターナショナルな環境での人材育成研修を数多く経験してきた。まずアジアにあるAustrade社ではリージョナルトレーニングプログラムを企画し、このプログラムを拠点で実施展開するための社内インストラクターの養成も行い、そのためのプログラムも開発した。具体的には、ベトナム、台湾、香港、中国、韓国、そして日本で実施展開を行った。また新生銀行では、ジェネラル・マネージャーとして、新生ビジネススクール(新生銀行の社内ユニバーシティ)創設に尽力し、特に銀行のリテール部門における、製品知識や、セールス、マネジメント、リーダーシップそしてカスタマーサービスの研修に関する社内インストラクターの育成を行った。

デール・カーネギーのトレーナーとしてはデール・カーネギー・コース、アドバンスト・デール・カーネギー、セールス・アドバンテージ、リーダーシップ・トレーニング・フォー・マネージャーズ、ハイ・インパクト・プレゼンテーションの認定を取得しており、今まで貿易、金融、IT、リテール、官公庁、製造、教育等の産業にトレーニングを提供してきた。

デール・カーネギー・トレーニングは、企業が必要とする6つの分野にフォーカスしたカリキュラムを提供しています。
・チームメンバーエンゲージメント
・リーダーシップ開発
・プレゼンテーション
・プロセス改善とイノベーション
・セールス
・カスタマーサービス

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