部門横断的チームを用いて、組織の無連携性を打破する

早いペースで進む今日のビジネス界において、チームワークとコミュニケーションは極めて重大です。組織全体が、組織のビジョンや目標に沿った姿勢でいることが何よりも大切です。

早いペースで進む今日のビジネス界において、チームワークとコミュニケーションは極めて重大です。組織全体が、組織のビジョンや目標に沿った姿勢でいることが何よりも大切です。コミュニケーションと連帯を育む方法として、職能間または部門間のチームをつくるという方法があります。これらのチームによって、組織に機動性がもたらされ、急速に変化する市場状況にすぐ対応できるようなコミュニケーションが築かれます。部門横断的チームを育成する方法をいくつか紹介しましょう。
実行する
チームのプロジェクトであまりにも多くのことが行なわれているためにどこから始めれば良いのか分からないことがあります。受け身で待つよりも、飛び込んで何かを起こすほうがよい時があります。チームの他メンバーは物事を実行し、チームを前進させる同僚を評価します。

避けられない事態もうまくやる
どんなに小さなことでも問題が起きるたびに大騒ぎするチームメンバーと仕事をした経験は誰もがお持ちのことと思います。チームの秩序を乱すだけでなく、何の成果も得られません。どんな組織も、生産の遅れ、天候、販売サイクル、出荷・入荷ミス・人事的問題など、特有の避けられない問題を抱えているものです。こういった問題には対処するしかありません。

損害から利益を得るようにする
チームにとってどんな問題であっても、よりよい組織力、プロセス、関係などを築く機会を与えてくれます。前に進むことを妨げる物事を、改善して成長する機会だと捉えれば私達の態度や成功率も劇的に向上します。

最善を尽くす
チームの努力が予定通りの結果とならなかった場合、私達はストレスを感じ不安になります。もっと努力していれば良い結果を出せたことを認識している場合は余計にそう思います。この原則を守れば、自分の仕事に対して誇りを持つことができることを保証します。

作業空間を開ける
散らかって整理整頓ができていない作業空間では頭がすっきりせず作業効率も落ちるのと同様、きれいな作業空間は頭をすっきりさせてくれます。ほとんどの人が、他人と共有する作業空間を持っているものです。そのような空間を整理整頓して使用後は片付けることでチーム全体に貢献します。

優先順位を付ける
作業チームの一員であると言うことは、優先順位を変えることを意味することが多いですが、最も大切な課題の一つは、それらの優先順位を明確にしてできるだけ早く行動に移すことです。チーム内で優先順位が対立する場合には、交渉しなくてはならない場面もあります。メンバーは思いやりを持って正直に説明すれば優先順位の変更を尊重して理解してくれるでしょう。

問題はその場で解決する
先延ばしは効果的なチームワークを弱めてしまいます。チームメンバーとして、責任が積み重なると不安になりストレスを感じます。チームの他メンバーは私達に対して、物事をやり終えて前に進む能力を評価するのです。

仕事に熱意を注ぐ
誰しも、エネルギーや熱意に欠けているがゆえにチーム全体のやる気をそいでしまうメンバーと仕事をした経験があるものです。仕事を妨げるものや障害・苛立ちに関わらず、私達はチームとして、自分自身の熱意を維持して前向きな姿勢で取り組む責任があります。

忘恩を想定する
今日の職業的な職場環境において、チームのメンバー全員がそれぞれ最善を尽くすことが期待されます。どれだけ良い仕事をしているか指摘してくれる人が必ずしもいる訳ではありません。むしろ、チームの努力を伸ばすために私達がどれほど仕事をしているかを完全に認めない人が多いかもしれません。高評価のコメントを期待することは苛立ちの練習をしているようなものです。感謝を期待しない分、感謝されるとより大きな意味を持つことになります。

些細なことで大騒ぎしない
効果的なチームメンバーになるための鍵のひとつは、物事を常に頭に入れておくことです。重要ではないことで興奮して取り乱すほどの時間は誰も持っていません。チームプロとして、重要な懸案事項と重要でないものを区別し、時間を無駄に過ごすことを避けましょう。