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3人に1人が、プロジェクトマネジャーのスキル不足でプロジェクトの頓挫を経験

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PM経験者の約6割が「会社を辞めたくなった」

一方、PM経験者に、「マネジャーを担ったプロジェクトがうまくいかなかった経験があるか」を尋ねた。すると、70.3%が「うまくいかなかった経験がある」と回答した。このことから、PM自身も、プロジェクトがうまく進んでいないと実感していることがうかがえる。

また、「PMを経験したことによって会社を辞めたいと思った経験があるか」を聞くと、57%が「思ったことがある」と回答。プロジェクトの推進にあたり、PMには多大なストレスがかかることがわかった。

PMに対する「教育の有無」では、認識の溝が明確化

では、大きな不安を抱えているPMに対し、企業は何も対策をとっていないのだろうか。「企業としてPMへの教育の重要性を認識し、教育しているか」について調査したところ、役員クラスの57%が「教育している」と答えた(「認識していて、教育もしている」と「認識していないが、教育している」の合計)。しかし、PM経験者、メンバーの回答は、「教育を受けていない」が6割以上にのぼる(「認識しているが、教育はしていない」と「認識も、教育もしていない」の合計。PMが61%、メンバーが70.3%)。企業と社員との認識に溝があることがわかった。PMへの教育には、階層によって認識にズレが生じているという課題が明確になった形だ。
PMに対する「教育の有無」では、認識の溝が明確化

「PMO」が「名ばかりPM問題」の解決のカギに

プロジェクトマネジメント支援の専門家によると、PM経験のない人がアサインされた結果、管理不足と可視化不足により、全体を統括できず、プロジェクト全体に支障をきたすケースが多いという。さらに、本来PMとは、マネジメントのプロフェッショナルが着任すべきであり、個人のスキルの習得や向上だけでは不十分だとも。また、「名ばかり」と呼ばれてしまうPMを教育し、PMの機能不全によるプロジェクトの頓挫を解決するには、プロフェッショナルスキルを持った「プロジェクトマネジメントオフィス(PMO)」が必要だとしている。

PMOとは、スキルや経験は当然のこと、プロジェクトを成功させるための強い信念やリーダーシップなどの「人間力」を兼ね備えた人や組織のこと。プロジェクト推進の成功へのカギは、優れたPMOとプロジェクトマネジメントツールをいかに活用できるかにかかっているといえるだろう。

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経営者・事業部門責任者から部長・課長・リーダー層まで、経営の根幹を支える人たちの成長を支援するパートナーメディアを目指します。日々の業務に役立つニュースや小ネタ、組織強化や経営理論まで幅広く学べる記事を提供します。

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