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日帰り出張よりも、休息のために延泊することを希望。Hotels.com、日本人のワークライフバランス・国内出張に関する調査を発表

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世界最大手のグローバルな宿泊予約サービスHotels.comは、ワークライフバランスと国内出張に関する意識調査を実施し、2018年10月に結果から現状と課題を明らかにした。

調査では、出張者はできれば日帰り出張を避け、実は延泊をしたいと考えていることがわかった。働き方改革については、64%が「会社または自身で実践している制度や取組みがある」と答えたが、「日本人の働き方が改善された」と思うのは39%にとどまった。本調査の「国内出張者」とは「日本国内」での宿泊を伴う出張を直近1年間に3回以上している人を指す。女性50~65歳のみ、直近1年間に1回以上している人とする。

インターネット定量調査で、2018年9月14日(金)~17日(月)に実施。対象は全国の20~65歳の働く男女500人。調査は、国内第三者調査機関であるクロス・マーケティングにより実施。

回答者の64%は働き方改革に興味を持ち、「なんらかの制度や取組みを実践」している。たとえば、「有給休暇の消化の奨励」(33%)や「フレックスタイム」(26%)などである。一方で、現在までの働き方の改善状況は、39%が「改善されてきたと思う」と回答した。働き方に改善の兆しが見えつつあることがわかる。しかし、61%は「まだ取組みが十分ではない」と述べている。

国内日帰り出張では70%が「日帰り出張に疲れを感じる」、63%が「日帰り出張をできれば避けたい」と回答した。会社が費用を負担する場合、67%が「延泊をしたい」、自費で延泊することになった場合でも57%が「延泊をしたい」と回答した。延泊する理由として、「余暇を楽しむ時間ができると考え、延泊する」(38%)、「しっかり休息することで生産性を高められるので、延泊する」(29%)などを挙げた。

延泊のメリットで最も多いのは「睡眠時間が確保され、体に無理がない」で48%、次に「気分転換に観光ができる」で38%。延泊したくなる理由で最も多いのは「延泊分の宿泊代を会社が負担すること」で44%。次には「帰りの交通費を勤め先の会社が支払うこと」(39%)、「宿泊や移動、グルメ、買い物などの旅行に関する割引」(35%)が続く。

未婚・既婚別に延泊に変更した場合のメリットを尋ねており、未婚者で最も多いのは「気分転換に観光ができる」で53%、既婚者のそれは30%。一方、「睡眠時間が確保され、体に無理がない」と回答したのは未婚者が38%、既婚者は54%。延泊のメリットについて、未婚者と既婚者では違いが見られる。

出張から帰る際に、最も楽しみなこととして挙げられたのは、国内出張者全体では「帰宅後のビール」(20%)。性別、未婚・既婚別でみると、出張後最も楽しみにしていることについて、未婚者では「できるだけ早く家に帰ること」が24%(特に未婚男性では30%)、既婚者では14%。既婚者にとって出張は息抜きなのかもしれない。

「健康的なワークライフバランスを保っている」と回答したのは、国内出張者で25%、出張経験がない人では14%。ワークライフバランス維持のため「実践していることがある」と答えたのは、国内出張者で74%であるのに対し、出張経験なしの人では53%だった。柔軟な働き方が浸透しつつあるが、ワークライフバランスの実現に向けて多くの課題が残されているといることがわかる。

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経営者・事業部門責任者から部長・課長・リーダー層まで、経営の根幹を支える人たちの成長を支援するパートナーメディアを目指します。日々の業務に役立つニュースや小ネタ、組織強化や経営理論まで幅広く学べる記事を提供します。

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