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エントリーシートからハイパフォーマーを見抜き、早期離職防止も。 ヒトラボ、AI・心理学活用の新卒採用支援サービスを提供開始

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新卒採用において、多数のエントリーシートの中から自社に合ったハイパフォーマーを見抜くことは難しい。内定辞退や入社後の早期離職に悩む企業も多いだろう。これらの課題に対し、株式会社ヒトラボジェイピーでは、テキストマイニング技術を応用した「エントリーシート コンピテンシー分析サービス」、「内定辞退者低減支援サービス」、「入社後の職場定着支援サービス」の提供を開始している。

AIと心理学の知見を応用し、採用から入社後の職場定着まで支援

日本の労働力人口の減少が予測される中、採用における現在の売り手市場は一時的なものではなく、今後も続くと考えられる。労働市場の環境変化に対し、いかに優秀な人材を獲得し、維持していくかは、企業にとってますます重要な経営課題となっている。このため近年では、AIなどのテクノロジーを活用し、新たな採用の仕組みを構築しようとする企業が増加。それを支援するベンダー各社から、新しいサービスが次々に登場している状況だ。

自社で業績を上げてくれる可能性が高い人材を、どうすれば効率的に採用できるのか。新卒採用の場合、有効な方法のひとつは、大量のエントリーシートの中から自社で活躍しそうな学生を見抜き、ターゲットを絞ってアプローチを行うことだ。しかし、現状では、採用担当者がエントリーシートの読み込みに時間をとられているにも関わらず、実際にそこから自社が求める人材を見つけることは難しい、と感じる企業が多いようだ。

そこで、最近、企業の注目を集めているのが、AI(人工知能)によるエントリーシート選考支援サービスだ。そのひとつとして、ヒトラボジェイピーが提供を開始した「エントリーシート コンピテンシー分析サービス」がある。これは組織心理学の知見を応用した「内定辞退者低減支援サービス」、「入社後の職場定着支援サービス」と合わせて提供される新卒採用支援サービスで、これらを利用すると、多数のエントリーシートからハイパフォーマーを見抜き、引きつけ、職場に定着させるまでが、総括的にサポートされる。

大量のエントリーシートから、AIが自社の求める人材を抽出

「エントリーシート コンピテンシー分析サービス」は、「学生時代に取り組んだこと」といったエントリーシートの内容を、テキストマイニング技術により、30余種類のコンピテンシーに「データ化・定量化」するものだ。これにより、単なる「過去の合格者に似ている人材」ではなく、「自社のビジネスの現場で活躍するコンピテンシーを備えている人材」を短時間で抽出することができる。すると採用担当者はエントリーシートを読み込む時間が大幅に削減され、分析結果をもとに、コンピテンシーを備えたどの学生を採用するのかといった、戦略的な業務に時間を使えるようになるというわけだ。さらに、自社の過去のデータの分析を必要とせずにすぐに利用できる点は、導入のしやすさという観点から見ても、過去のデータが未整理な企業や創業間もない企業には大きなメリットだろう。

次に、「内定辞退者低減支援サービス」は、意思決定理論を用いて、学生が持っている内なる期待や欲求と、それらを自社含め競合企業がどの程度満たしているかを明らかにするものだ。株式会社ヒトラボジェイピーの代表取締役社長であり、チーフアーキテクトでもある永田稔氏は、「現在の売り手市場の中で、内定を複数受けた学生は、自らの無意識レベルの期待や欲求に沿うと思われる企業を予想し、選んでいる」と説明する。その点、このサービスでは、内定者の期待や欲求にどのように応え、どのようなメッセージを伝えるかなど、「自社への引きつけ戦略」を考えるための情報を得ることができる。

さらに、「入社後の職場定着支援サービス」として用意されているのが、新入社員の心理状態モニタリングだ。職場配属後に「期待したほど活躍しない」、「次第にやる気をなくしてしまう」、ひいては離職につながるという問題は多くの企業でみられる。これらは組織心理学の世界では「サイコロジカル・コントラクト(心理的契約)」問題とされ、新入社員の会社への暗黙的な期待が破られている可能性があるという。「入社後の一定期間、入社者の心理状態をモニタリングすることで、職場適応がうまくできていない方を早期に見つけ、原因を把握し、離職リスクを低減することが可能となります」(永田氏)。

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