経営・ビジネスの課題解決メディア「経営プロ」

女性の「長く働きたい!」をかなえる職場づくり(後編)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 中原准教授とトーマツ イノベーション株式会社による「女性の働くを科学する」プロジェクトの教育プログラムの第1回として、「【管理職向け】女性が長く働き続けられる職場づくり」が、2017年6月23日(金)トーマツ イノベーション セミナールーム(東京都・有楽町)にて開催された。
 前編では、近年様々な環境の変化から働く女性が増えており、そうした女性は長くやりがいを持って仕事をしたいと考える傾向にあることを紹介した。
 では、そうした職場を実現するためのポイントとは?

女性が長くやりがいを持って働き続けるために。取り組みを考える3つのポイント

 3回目の討論では、参加者自身の組織において、女性が長くやりがいを持って働き続けるために行っている取り組みを振り返った。この振り返りは、「会社全体の制度としてやっていること」「職場(部門)単位でやっていること」「本人の努力のフォローとして個人的にやっていること」の3つの観点で行われた。

 討論を踏まえ、実際に働いている人は何を望んでいるのかについて、調査結果の紹介があった。女性が長くやりがいを持って働き続けるための職場づくりのポイントとして、見えてきたのは以下の3点である。

1. 平等に機会が与えられる。
2. 責任をもって仕事に取り組み、互いに助け合う。
3. 残業を見直す雰囲気がある。


 以上を見てみると、当然のことが望まれていることがわかる。「女性を優遇する制度」は女性が長く働き続けたいかどうかにあまり影響がないようだ。

 ここでさらに、上記3つのポイントを実現するためには、誰がどう取り組めばいいのかについて討論が行われ、そこからわかったのは、多くの組織において女性が長く働き続けたいと感じるかどうかについて、管理職が大きな影響力を持っているということであった。
 たとえば、「平等に機会が与えられる」ことについては、仕事の割り振りと関係するし、「責任をもって仕事に取り組み、互いに助け合う」ことについては、仕事の再割り振りに関係する。「残業を見直す雰囲気がある」ことについては、そうした風土を形作れるかどうかと関係してくる。管理職は、これらすべてに大きな影響力を持っているといえるだろう。

お気に入りに登録

関連ニュース

会員登録 / ログイン

会員登録すると会員限定機能や各種特典がご利用いただけます。 新規会員登録

会員ログインの方はこちら