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ミドルの異業種転職、活発傾向に。求められる専門知識とスキル

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大手企業が強い? ── ミドルの異業種転職の実態

 ミドルの異業種転職の実態は、「異業種転職に伴う所属企業の規模の変化」についてのアンケート結果からも読み取れる。
 「大手企業から中小企業」への異業種転職が70%と圧倒的な1位で、2位の「中小企業から中小企業」の48%を大きく引き離している。大手企業から大手企業の「横滑り」は45%で3位、大手企業からベンチャー企業が43%で4位と、まさに大手企業出身者の売り手市場だ。

 一方、大手企業への転職は、「大手企業から大手企業」の「横滑り」45%に比べ、「中小企業から」が27%、「ベンチャー企業から」が13%となっており、大手が異業種から採用する場合でも、その供給先は大手が中心になっていることが分かる。この結果からも、どうやら転職で有利なのは大手企業の社員であることは間違いないようだ。

ミドルの異業種転職で、新たな環境への挑戦

 大手企業に就職した「就活勝ち組」が、ミドルで楽ではない異業種への転職を考えるのはなぜだろうか。
 たとえ、人が羨む大企業で働いていたとしても、35歳を過ぎるとサラリーマンとしての今後の展望が大方見えてくる。ラインに乗り損ねた大手企業社員にとっては、モチベーションを保ちながら、自分を必要としてくれる企業で働くことが魅力的に映っても不思議ではない。また、ラインに乗っていても裁量の幅が大きく、成長の余地が大きい中小企業こそ自分の力を発揮できると考える者もいるだろう。また、昨今の中途採用の売り手市場も後押ししていると考えられる。

 こうしたアンケート結果に寄せて、「ミドルの転職」はミドルの異業種転職について以下のようなアドバイスをしている。

・各業種特有の習慣、文化、社風があるから、ギャップを覚悟した方がいい
・新しい業種に転じると、元の業種には戻りにくくなることを認識した方がいい
・新しい業種について一から知識を身につけないといけない。勉強する気持ちがあるかを自身に問いかけた方がいい
・同職種でも企業規模などで業務範囲が異なることがあるから、事前にすり合わせをした方がいい

 社会のIT化、グローバル化によって、キャリアのある優秀な人材を求める企業は今後も増え続けていくだろう。また、求職者は自己の能力を発揮する場、新たなキャリア形成の場として異業種転職を捉え、中途採用市場は益々活性化していくのではないだろうか。

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経営者・事業部門責任者から部長・課長・リーダー層まで、経営の根幹を支える人たちの成長を支援するパートナーメディアを目指します。日々の業務に役立つニュースや小ネタ、組織強化や経営理論まで幅広く学べる記事を提供します。

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