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大手企業も参入する「レンタル移籍」という新たな人材育成・人材補強の形

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三者Winの人材レンタル

 レンタル移籍の仕組みを使えば、人材の「貸出側」となる大手企業は、将来の幹部候補となる社員に成長の機会を与えられる。自社とは全く異なる世界で責任重大な仕事に取り組むことができれば、スキル面でもマインド面でも大きな成長が期待できる。特に、会社が新たな方向性を模索したり、新規事業の立ち上げの検討したりする局面では、自社について熟知し愛着もある社員が、出向先で得た経験から大きな推進力をもたらすだろう。

 受入側となるベンチャーにとっては、大企業の幹部候補になるような優秀な人材は、喉から手が出るほど欲しい存在だ。通常では採用困難な即戦力となる人物を、たとえ一時的にでも労せず獲得できるのは大きなメリットである。

 出向する本人にとっても、手にしている大企業の籍を捨てることなく、新卒入社した会社以外の世界を経験できるのは貴重な機会となる。実際の出向経験者によれば、大企業の中にいては味わえないような責任感の中で多面的な業務を行うことで、スキル獲得のみならずマインド面で刺激を受け、モチベーション向上に繋がることが多いようだ。

 貸出側企業は出向した社員が移籍先で培った知見や情熱を活かせる場を与えられるか。また、受入側企業は、移籍社員が抜けてしまった後の穴をどう埋めるか。それらが、レンタル移籍を真の意味で成功させる鍵となりそうだが、フィットすれば当事者となる社員も含め、三者がWinになるシステムと言えそうだ。

企業の枠を超えて人材育成する新たな時代へ

 人々の生活が多様化する中、大手企業とはいえども消費者の心を掴むのは容易ではなく、広い視野や豊かな発想力を駆使する必要が生じている。新卒社員の弱点である「自社しか知らない」を克服するべく、既に自社の提携先に中堅若手社員を勉強目的で出向させるケースも増加しているが、その幅を広げるのがローンディールのレンタル移籍システムだ。

 株式会社ローンディール創設者の原田未来氏は、「企業の枠を超えて人を育てる世界の実現」を同社のミッションとして掲げている。今後は、異なる地域や業界など、より多様な企業の掛け合わせによる成長機会の創出を目指している。

 愛社精神のある優秀な社員が、全く違う会社で経験を積み、広い視野と強い責任感を持てば会社の未来は明るい。ベンチャー側も、大手企業のノウハウに触れることで安定経営のヒントにできることもあるだろう。

 国際化する社会において、日本企業の競争力を上げていくためにも企業の枠を超えて人材を育成する新たな時代が始まっているのである。

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経営者・事業部門責任者から部長・課長・リーダー層まで、経営の根幹を支える人たちの成長を支援するパートナーメディアを目指します。日々の業務に役立つニュースや小ネタ、組織強化や経営理論まで幅広く学べる記事を提供します。

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