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“人が動く”コミュニケーション術(8)~「苦手な部下」との接し方~

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「相手の反応」は「自分の反応」の鏡

 従って、苦手意識を持っている部下の態度が自分に対して“マイナスの感情”を示していると感じたときは、「やはり彼のことは苦手だ」と考えるのではなく、「私の態度・表情が彼に対して“マイナスの感情”を示しているのではないか」と考え、自身の態度や表情をセルフチェックすることが大切である。もしも苦手意識を持っている部下のことを「取っ付きにくい奴だ」と感じたら、「彼に対する私の態度が取っ付きにくいのではないか」と考え、自分自身を振り返ることがポイントである。

 リーダーが部下に対して苦手意識を感じるとき、多くのケースでそのように思っていることは相手に伝わっており、その結果、リーダーに対する部下の態度も連動して悪化していることが多い。「相手の反応」は「自分の反応」の鏡である。リーダーのコミュニケーションがプラスに変われば、部下のコミュニケーションは連動してプラスに変化するものである。そのため、「苦手な部下」を動機付けて“動く人材”に育成するためには、そのような部下に対してこそリーダー自らが“好意的なコミュニケーション”を意識的かつ積極的に取ることが重要になる。

 苦手な相手に自分から“好意的なコミュニケーション”を取るのは、あまり気が進まないかもしれない。しかしながら、部下のコミュニケーションを変える唯一の手段は、リーダーのコミュニケーションを変えることであると言っても過言ではない。リーダー自らが「苦手な部下」に対して“好意的な反応”を見せれば、比較的容易に部下の反応は好転するものである。苦手な相手にこそ、笑顔で“好意的なコミュニケーション”を取るという第一歩が踏み出せれば、組織内でのより良い人間関係が築ける“好循環”が生まれるに違いない。


コンサルティングハウス プライオ
代表 大須賀 信敬(中小企業診断士・特定社会保険労務士)

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 経営プロ編集部

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経営者・事業部門責任者から部長・課長・リーダー層まで、経営の根幹を支える人たちの成長を支援するパートナーメディアを目指します。日々の業務に役立つニュースや小ネタ、組織強化や経営理論まで幅広く学べる記事を提供します。

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