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古墳ガールが増加中!?

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古墳に惹かれて日本中を旅する

古墳に惹かれて日本中を旅する

 歴史好きの女性を指す言葉として「歴女」が使われるようになってから、だいぶ経つ。かなり一般にも浸透しているのではないだろうか。では、「古墳ガール」はどうだろう。知らない方がまだまだ多いのではないだろうか。

 歴史ファンに人気の高いのは幕末や戦国。歴女も同じく、幕末や戦国の人物・出来事に興味があるという人が多い。ところが古墳ガールは、その名の通りに古墳に惹かれる女性。その形が好きで、日本中の古墳を訪ね歩く。「モフモフした緑が可愛い」のだとか。

 古墳のある地域では、さまざま古墳グッズが売られている。古墳の形をした鍋つかみ(奈良県・キトラ古墳)、古墳ネイルシール(大阪府・しおんじやま古墳)といったものまである。それらを集めるのも楽しみの一つのようだ。

 そんな古墳に惹かれる女性が増えたきっかけの一つはアニメだ。シュールな世界観やユニークなキャラクターで人気の「秘密結社鷹の爪」を手掛けた「蛙男商会(FROGMAN)制作の「古墳ギャルのコフィー」がそれだ。何とも言えない味のあるキャラクター、コフィーが人気となり、劇場板も作られている。これを見て、古墳に惹かれるようになった女性が多いという。

 そもそも古墳とは弥生から奈良時代に作られた権力者の墓。判明しているものだけで全国に161,560基もある。最も多いのは兵庫県で16,577基、以下、千葉県13,112基、鳥取県13,094基、福岡県11,311基、京都府11,310基と続く。

日本特有の古代墳墓

 人類史上、巨大な墓といえば、まず思い浮かぶのがエジプトのギザの大ピラミッドだろう。高さ約140メートル、40階建てのビルに相当する。もちろん、高さでは世界一だ。大きさで世界一なのは中国の始皇帝陵。体積約300万立方メートルで東京ドーム2個半にもなる。

 しかし、古墳も負けてはいない。大阪堺市の仁徳天皇陵は面積47万平方メートルで広さ世界一だ。東京ディズニーランドに匹敵する面積で、ギザの大ピラミッドも始皇帝陵も簡単に敷地内に納まる計算になる。

 形もバラエティに富んでいる。有名なのは前方後円墳だが、ほかに円墳、方墳(四角)、八角墳、双方中円墳、帆立貝形古墳などさまざま。古墳ガールが特に惹かれるのはその形とのことだが、確かに飽きることはなさそうだ。

 実は前方後円墳は世界に他に例がない日本独特の墓の形だ。なぜそのようになったのかはいまだ解明されていない。後円部は死者を葬った墓の本体、前方部はそれを祭る祭壇だったとする前方部祭壇説、古代中国では天は円、地は方と考え、円形と四角形の別々の祭壇で祭っていたのが、日本に入ってきて合体したとする天円・地方説──などがあるが、いまだに決定的な証拠は見つかっていない。

 最近になって、ツボを模したものとする説が注目を集めている。古代中国では不老長寿の仙人が済むユートピアが壺のなかにあると考えられていた。それを再現しようとしたのが前方後円墳という説だ。

 今後、古墳ガールをきっかけに古墳がブームになると見る人もいる。ひょっとすると大きなビジネスチャンスもあるかも知れない。大注目だ。

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 経営プロ編集部

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経営者・事業部門責任者から部長・課長・リーダー層まで、経営の根幹を支える人たちの成長を支援するパートナーメディアを目指します。日々の業務に役立つニュースや小ネタ、組織強化や経営理論まで幅広く学べる記事を提供します。

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