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eラーニング市場の今 ~2016年度の動向と今後のトレンド~

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2106年の注目のキーワードは「タレント・エクスパンション」と「ゲーミフィケーション」

 B to B市場では今、どのようなベンダーが支持されているのか。また最近のトレンドとして、どのようなサービスがあるのか。具体的な事例をご紹介しよう。
 LMSの分野で世界トップシェアを誇るサムトータル・システムズ。同社は、タレント・マネジメントにラーニングを連動させることで、その強みを発揮している。同社の「タレント・エクスパンション」は、個人の能力やポテンシャルを分析して、求める人材像との間にギャップがないかを把握。速やかに職場で活躍できるようにするためにコーチングやメンターリングを実践し、企業と従業員が共に成長していくことが可能となるシステムだ。ラーニングの機能としては、全社的な学習状況などが分析できるレポーティング機能や、外出中の社員にもジャスト・イン・タイムの教育が提供できる業界唯一のモバイル&オフライン学習機能、使い勝手のよい操作性など、独自技術や高い利便性を誇っており、B to B市場では圧倒的に支持されている。
 一方、eラーニング業界では新たなサービスやノウハウも続々と生み出されている。デジタル・ナレッジは、eラーニングの履修データなどをビッグデータ分析するツール「Analytics+(アナリティクスプラス)」を提供。これはeラーニングの運営に必要な機能を備えたLMSソフト「KnowledgeDeliver」または履修データなどのログデータを収集・蓄積するソフト「Mananda」のいずれかを使用中のユーザー向けに、オプション機能として無償提供するもので、ビッグデータを活用することで学習効果の傾向分析が可能となる。
 また、最近のトレンドとして注目されているのが、ゲーミフィケーションだ。ゲームの手法やゲームをデザインする技術を応用して学習者を目標の達成に引き込んだりモチベーションを高めたりするもので、学校の授業のみならず、企業研修にも活用され始めている。その他にも、学習内容を個人個人の特徴やニーズ、意欲、学習環境にあわせて適応させたパーソナライズ学習や、いつでもどこでも必要なときに学べるモバイル学習などが、今後のeラーニングの主流となっていくだろう。
 仕事をしながら、自分の好きな時間・場所・内容を選んで学べるeラーニングの需要は、今後ますます高まることが予測される。学習する側は、この便利な学習スタイルをいかに活用して、自身の成長に繋げられるか。一方のサービスを提供する側は、いかに利便性の向上やサービスの拡充を図れるか。いずれの動向にも注目したいところだ。

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経営者・事業部門責任者から部長・課長・リーダー層まで、経営の根幹を支える人たちの成長を支援するパートナーメディアを目指します。日々の業務に役立つニュースや小ネタ、組織強化や経営理論まで幅広く学べる記事を提供します。

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