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黒船上陸で過熱する“高級ハンバーガー戦争”

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高級ハンバーガーブームの火付け役

高級ハンバーガーブームの火付け役

 長年マクドナルドがトップに君臨してきた日本のハンバーガー業界。しかし海外の人気チェーンの参入や、国内既存チェーンの攻勢などによって、2016年はハンバーガー業界に新しい風が吹くことが予測されている。
 米国のレストラン情報誌「Zagat NYC」で「最も人気のあるニューヨークのレストラン」に選出された米ハンバーガーチェーン『シェイクシャック』が、昨年11月、日本初上陸を果たした。同店は2004年にニューヨークで誕生した新興チェーンで、健康志向かつ本格的な味を売りにしたグルメバーガーが人気を博している。現在世界9カ国で78店舗を展開。10カ国目として日本に進出した。明治神宮外苑に立地する店舗は、メディア等で大々的に取り上げられ、連日長蛇の列ができる人気ぶりである。
 ホルモン剤を与えないアンガス牛を使うなど食材に徹底的にこだわり、レタス、トマト、ピクルス、オニオンはお好みでチョイスできる。価格帯は、税込みで700~1300円程度。 
 日本での運営は、衣料品や飲食店を展開するサザビーリーグが担う。同社はこれまでも『アフタヌーンティー』、『アニエスベー』、『スターバックス』等でブームを巻き起こしてきた、いわば流行の仕掛け人だ。今回もこの『シェイクシャック』により、日本における高級ハンバーガーブームの火付け役となった。実際、他の米国のハンバーガーチェーンも続々と日本進出を図り、さらに『シェイクシャック』に対抗するかのように、国内の既存チェーンも高級ハンバーガーへと路線をシフトし始めている。

黒船バーガーの日本上陸が相次ぐ

 『シェイクシャック』に続いて、この春上陸を果たしたのが米国の人気プレミアムハンバーガーチェーン『カールスジュニア』だ。3月4日に、秋葉原に日本1号店を開店した。一番人気はアンガス牛100%のパティを使った定番の「シックバーガー」。価格帯は、単品が税抜き850~1220円、セットメニューが1200~1570円と、従来のハンバーガーと比べ高価格だが、開店以来、店内は本場の味を求める客で連日賑わっている。
 『カールスジュニア』は1941年に創業。現在は米国44州および37カ国で3652店舗を直営、フランチャイズ展開している。1989年には一度日本にも進出したが、8年で撤退。今回の日本再上陸においては、液化石油ガス大手のミツウロコグループホールディングスが日本の専属パートナーとなり、子会社のカールスジュニアジャパンが運営を担う。米国本社は「日本はアジア最大のハンバーガー市場」と位置づけており、秋葉原を皮切りに、麻布十番、お台場、渋谷、六本木へ出店を計画中。今後10年で150店舗を展開する予定だ。
 エコを追求し、オーガニックミートや季節に応じた新鮮で安心な食材にこだわるニューヨーク発のグルメバーガーチェーン『ベアバーガー』は、昨年、自由が丘に日本1号店をオープンさせたのに続き、3月31日に銀座に日本2号店をオープンさせた。『ベアバーガー』は本国でも「体にやさしく美味しいグルメバーガー」として高い支持を得ている。パティ、バンズ、野菜、ドレッシングなど自分好みの味を選ぶことができるのも嬉しい。看板商品の「SUPREME」セットは1710円。運営はアパレル業のトゥモローランドが行っている。
 また、2001年から15年連続でハワイのベストバーガー賞を受賞している、ハワイ発の『テディーズビガーバーガー』も昨年11月、横浜に日本2号店をオープンさせた。

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