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7月の転職者動向調査 転職決定者の52%が年収UP。20代前半の増加額が約15万円とトップ

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株式会社ワークポートは、2018年7月、同社経由で転職先を決定した人337名を対象に、転職前後の年収の変化について調査を実施、結果を公表した。

調査によると、転職によって年収がUPした人は全体の52%。DOWNした人は46%、STAYの人は2%という結果。

年収UP率は前月(6月)と同じ割合で、4月(59%)・5月(58%)に比べ、7月は6~7ポイント下がったが、依然として半数以上が転職によって年収UPしていることがわかった。

なお年齢ごとの年収増減平均額を見ると、最も年収がUPしたのは20~24歳で、約15万円UPとなった。

年収増減平均額を職種・分野別に見てみると、「増加額」が大きかった上位5職種は以下の通り。

・未経験・第二新卒系(+409,285円)
・研究、製品開発/品質・評価系(+319,933円)
・販売・サービス系(+251,710円)
・コンサルタント、プリセールス系(+200,008円)
・ハードウェア系エンジニア(+118,191円)

反対に、「減少額」が大きかった上位5職種は以下の通り。

・営業系(-490,894円)
・企画系(-333,768円)
・ゲーム関連(-274,859円)
・クリエイティブ系(-271,557円)
・サポート系(-251,610円)

最も年収がUPしたのは「未経験・第二新卒」で、平均約41万円UPとなっている。これに対し、年収が最も下がった職種は「営業」で、平均約49万円DOWNとなっている。(※「未経験・第二新卒」の定義…29歳以下の非正規雇用から正規雇用になった人及び正社員経験者)

「未経験・第二新卒の年収増減平均額」に限定して、今年1月からの推移を見ていくと、以下のように、4月から増加傾向にあり、6月、7月には40万円を超す増加となっている。

・1月…-49,569円
・2月…+160,426円
・3月…+67,176円
・4月…+289,816円
・5月…+356,103円
・6月…+427,475円
・7月…+409,285円

これは4月に入社した後に一通りの研修を終え、実務を経験し転職活動をはじめた新卒社員を積極的に採用しようとする企業が増えたことが背景にあると考えられる。この動きは例年通りで、6~8月にピークを迎える。

未経験・第二新卒の年収が大きく上がる大きな理由は、フリーターから正社員になる人が多いためである。フリーターはもともと平均年収200万円代前半の人が多く、正社員になると年収が300万円近くまで上がるため、転職を通して大幅に年収をUPさせる人が多い傾向にある。

同社において“転職コンシェルジュ”と呼ばれる、キャリアコンサルタントの高月誠也氏は、こうした調査結果を受け、次のように述べている。

「未経験・第二新卒の転職先で7月最も多かったのは接客・販売業界でした。この業界は労働環境や福利厚生などでマイナスイメージを持たれがちですが、ここ最近人手不足を解消するため積極的に労働環境などを改善し、未経験・第二新卒を採用しています。フリーターから正社員になった人は、不安定な生活から一変して定期的な休みと安定した年収を得られるので、転職の満足度も高くなっています。また、近年売り手市場であることから転職へのハードルも下がり、勤続年数を気にせず強気に転職へ踏み出す新卒社員も増えている傾向にあります。」

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経営者・事業部門責任者から部長・課長・リーダー層まで、経営の根幹を支える人たちの成長を支援するパートナーメディアを目指します。日々の業務に役立つニュースや小ネタ、組織強化や経営理論まで幅広く学べる記事を提供します。

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