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「エンゲージメントと企業業績」に関する研究結果を公開~売上/利益との相関、伸長率のバラつきとも関連の可能性~

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昨今、政府主導の働き方改革推進の流れにおいて、仕事の量のみならず質の追求が急務とされている。そこで注目を集めているのが、「企業と従業員の相互理解・相思相愛の度数」を意味する、従業員との「エンゲージメント」だ。株式会社リンクアンドモチベーションの研究機関、モチベーションエンジニアリング研究所は、慶應義塾大学ビジネス・スクール(以下KBS)岩本研究室と共同で「エンゲージメントと企業業績」に関する研究を行い、その結果を発表した。

エンプロイーエンゲージメントサーベイについて

労働力人口の減少・人材の流動化が進む現在、従業員エンゲージメントは企業の存続に関わる大きな課題だ。リンクアンドモチベーションでは、これまで約2,700社660,000名に対してエンゲージメント調査を実施。今回、同社の開発した組織サーベイである「エンプロイーエンゲージメントサーベイ」のデータを活用し、KBS岩本研究室と共同で、エンゲージメントと企業の業績の関連性を分析し、以下の結果を報告した。

(1)エンゲージメントスコアが高い企業は、翌年の売上/利益の伸びが大きくなる。
(2)エンゲージメントスコアが低いほど利益の伸長率の「バラつき」が大きく、高まるにつれて「バラつき」が小さくなる傾向が見られた。

調査では、エンゲージメントファクター(従業員のエンゲージメントに大きく影響する16の要素:下図参照)に基づき、設問項目を網羅的に設計。さらに、それぞれの設問項目に対し「従業員が会社に何をどの程度期待しているのか」、また「どの程度満たされているのか」の2つの観点で質問を行った。

その回答結果から、エンゲージメントの偏差値である、エンゲージメントスコアを算出。A~Eの5段階で評価し「エンゲージメントが高いと、翌年の売上や利益が伸びるのか」を分析した。
エンプロイーエンゲージメントサーベイについて

■研究概要

・調査名  :「エンゲージメントと企業業績」について
・調査対象 :全194社
・研究期間 :2017年7月~10月
・調査方法 :2013年~2017年にエンプロイーエンゲージメントサーベイを実施した企業のうち、売上・利益データを取得できた企業194社から算出

※今回の分析では、取得できた企業データのうち、サンプル数が多く取得できるよう「純利益額」を用いた。

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