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第224回  「金儲けは易しいが、経営とは違う。世のためになって利益を上げるのが経営。だから経営は難しい。」東京急行電鉄 元社長・元会長 五島慶太

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 五島氏は、1882年、長野県小県郡青木村生まれ。旧姓を小林という。1901年、旧制松本中学を卒業するも、次男ということで進学を許されず、小学校の代用教員になる。しかし、学業をあきらめたわけではなく、働いて学費をため東京帝国大学に進学する。

 大学卒業後は農商務省に入り、官僚として9年間働いた。その後、武蔵野電気鉄道と目黒蒲田鉄道の取締役に就任し、両社を合併。さらに小田急電鉄、京浜電気鉄道などを合併して東京急行電鉄を設立した。

 戦後、公職追放措置を受けるが、解除後に東京急行電鉄の相談役、さらに会長に就任。百貨店やレジャーランドなども手掛けて東急グループを作り上げた。

 強引な事業展開や買収で「強盗慶太」の異名を取った五島氏だが、「ときにはやむを得ず、株買い占めという強硬手段をとらざるを得ないこともあったが、これは世間でいうように単に私の征服欲、事業欲のためのみでなく、東横電鉄(後の東京急行電鉄)の社員を愛し、その老後の生活まで考え、あわせて会社の総経費を分割して、経費を下げるということからやったことである」と話している。

 利益を上げることも決して容易ではないが、それだけでは経営とはいえない。企業というもの、消費者ひいては社会に必要とされるからこそ、存続できる。そのことを忘れないようにしたいものだ。

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経営者・事業部門責任者から部長・課長・リーダー層まで、経営の根幹を支える人たちの成長を支援するパートナーメディアを目指します。日々の業務に役立つニュースや小ネタ、組織強化や経営理論まで幅広く学べる記事を提供します。

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