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経営者のあの一言

第82回  「普通の人間が考えたり、したりすることをしていては普通の人間にさえなれない。」ミキモト 創業者 御木本幸吉

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 「常識なんていうものは、ただの人間のいうことだ。そんなものをありがたがっていて、なんで偉くなれるか」とあり、その後に掲出の言葉が続く。

 御木本氏は、代々うどんの製造・販売を営む家に生まれた。しかし、うどん店では財を成せないと、18歳からうどん店を手伝いながら青物の行商を始める。その後、米穀商に転身。さらに、20歳の時に訪れた横浜で海産物が外国人向けの有力な商品になることを確信して海産物商人へと転身した。

 その海産物のなかに真珠があった。当時は天然真珠しかない。天然真珠はまれにしか取れないため、乱獲が進み、真珠を生むアコヤ貝は絶滅の危機に瀕していた。それを憂慮した御木本氏はアコヤ貝の養殖に取り組むことに。しかし、真珠を生まないと商品価値はない。そこで、「真珠の養殖」に目標を変えて研究に没頭していく。

 最初は周囲の理解を得られず、御木本氏を手伝うのは、ごく身近な親族だけだったという。そんな苦労の末、1905年、世界で初めてアコヤ貝による真珠の養殖に成功する。

 その後、養殖真珠は本物か模造品かが争われた「パリ真珠裁判(1924年)」に勝利。ミキモト・パールの名は世界中で知られるようになっていく。養殖真珠などできないという常識に挑戦した結果だ。

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経営者・事業部門責任者から部長・課長・リーダー層まで、経営の根幹を支える人たちの成長を支援するパートナーメディアを目指します。日々の業務に役立つニュースや小ネタ、組織強化や経営理論まで幅広く学べる記事を提供します。

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